地域の図書館。天野が原町の「えんがわ文庫」が50周年!記念企画に参加してきた。2025年3月で閉室
地域家庭文庫
交野市によると、地域家庭文庫は公立図書館が整備された今日でもなお、子どもたちの身近な場所と存在で子どもの読書活動に重要な役割を果たしているそうです。
そんな交野市の地域家庭文庫の1つ「えんがわ文庫」が50周年を迎えています。
(50周年記念企画より)
えんがわ文庫は、1973年に天野が原町の柳田さん宅で始まり、2006年から天野が原4丁目集会所で活動している地域家庭文庫。
50周年記念企画
2023年に50周年を迎えたのと、2025年3月をもって閉室するのを前にして、2024年6月23日に記念企画「本とともに 子どもとともに」が行われました。
記念企画が行われた場所は、天野が原西公園のさくら丘自治会館です。
中に入ると、
朝から荒天だったのにも関わらず、多くの人が来場していました。
館内には絵本などがたくさん。
「えんがわ文庫だより」は50年間でかなりの数が発行されたようです。
第1部:えんがわ文庫の50年
記念企画は絵本の物語を語って伝えるストーリーテリングからスタート。
(会場が暗かったのと息を吹きかけるのが一瞬でうまく撮れませんでした。汗)
皆さんから寄せられた思い出によると、その月に生まれた人がろうそくを消すのは、子ども達に人気だったそうです。
こちらが1973年に柳田さん宅で「えんがわ文庫」が始まった頃の様子。
倉治に図書館ができたものの遠かったため、地域家庭文庫に並べるための本の貸し出しをお願いしたところ、教育長のOKが出たそうです。
「えんがわ文庫」では紙芝居行事をしたり、たこ焼きを販売したり色々な活動を行っていたのだとか。
その後の紙芝居行事では、紙芝居をスライドに映しながら進行。
手作り人形劇は「三匹のやぎのがらがらどん」と「そらはだかんぼ!」でした。
第2部:村上靖子氏による朗読
第2部は交野市在住で「ろうどくコンチェルト」所属の村上靖子氏による朗読でした。
朗読されたのは3作品。
・「ストーリーテリング」序文より抜粋(間崎ルリ子著)
・「きつねの窓」(安房直子作)
・「だれか」(デ・ラ・メア詩)
ゆっくりと語りかけるような朗読は、聴衆を引き付けている様子でしたよ。・「きつねの窓」(安房直子作)
・「だれか」(デ・ラ・メア詩)
まとめ
「えんがわ文庫」は2025年3月で閉室することになりましたが、地域家庭文庫は、ただそこで本を楽しむということだけではなく、地域でのコミュニケーションの場所にもなっているのを感じました。
ここで育った人からは「ここでたくさんのことを学びました。おめでとう。大好き」などのメッセージが寄せられていましたよ。
交野市によると、地域家庭文庫はえんがわ文庫以外に4文庫あるようです。
1)えんがわ文庫
天野が原4丁目集会所 (天野が原町4丁目)
毎週土曜日 14時から16時
2)きらきら文庫
妙見東自治センター (妙見東3丁目)
毎週木曜日 15時から17時
3)妙見坂文庫
妙見坂自治会館ふれあい (妙見坂4丁目)
毎週月曜日 14時30分から16時
4)森なかよし文庫
森区民ホール (森南2丁目)
毎週土曜日 14時から16時
5)天野が原第一文庫
さくら丘自治会館(天野が原町2丁目)
毎週水曜日
14時30分から16時30分
天野が原4丁目集会所 (天野が原町4丁目)
毎週土曜日 14時から16時
2)きらきら文庫
妙見東自治センター (妙見東3丁目)
毎週木曜日 15時から17時
3)妙見坂文庫
妙見坂自治会館ふれあい (妙見坂4丁目)
毎週月曜日 14時30分から16時
4)森なかよし文庫
森区民ホール (森南2丁目)
毎週土曜日 14時から16時
5)天野が原第一文庫
さくら丘自治会館(天野が原町2丁目)
毎週水曜日
14時30分から16時30分
えんがわ文庫もまだ半年以上活動に参加できますし、関心のある方はぜひ。
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