昔は5体あったけど今は1体。藤が尾にある門の木地蔵(もんのきじぞう)
街を歩いていると道端などでお地蔵さまを見かけることも多いのではないでしょうか。
今回ご紹介するお地蔵さまは、交野市藤が尾6丁目にある門の木地蔵。
祠の中にある石仏です。
門の木(もんのき)地蔵と呼ばれています。
一昔前までは、お盆の頃にはこの門の木地蔵の前に初盆の方のお供えを並べて、お供え物を置いていた棚を横で燃やしたそうです。
今は、ご覧のように住宅地が周りにできたので、物を燃やしたりするのは出来ないそうです。
小さな石仏ですが、立派な祠の中にあります。
どなたかがお世話をされているようで、周りに綺麗な花が囲むように咲いていました。
藤が尾のあたりは、整備された住宅地が多い印象ですが、この地蔵のあたりは、住宅地に囲まれた小さな田んぼがあるところ。
開発される前は、田んぼが広がっていた名残が見えます。
この時期、草が元気に伸びて見えにくくなっていますが、目の前には「中川」という天野川に合流する小さな川が流れています。
川沿いには、桜の木が並び花の季節には、見事な薄ピンクの花が目を楽しませてくれます。
今は、葉桜が見事ですね。
門の木地蔵が、いつからここにあるのか調べてみましたが、わかりませんでした。
交野の歴史を調べるのにいつも頼りにしてる「星野のまち交野」のよもやま話No.88によると、
・昔は5体あったそうです。
・このあたりの土地の小字を「東森の木」といい、「森の木」がなまって「門の木」となり、地蔵の名前も「門の木地蔵」と呼ばれるようになった。
とありました。
とありました。
交野には、お地蔵さんがあちらこちらにあります。
歴史がそれぞれにあるはずですが、なかなか辿りづけないことが残念です。
交野の歴史をこの地で見守り続けているお地蔵さまを、不定期にご紹介できたらと思います。
記事/撮影:ひろちゃん
取材場所:交野市藤が尾6丁目
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