空海と七夕伝説を感じる!2025年元日、午前2時前の星田妙見宮に行ってみた
鳥居をくぐってすぐ右手に星田妙見宮の由緒書きの看板などが掲示されています。
看板に書かれていることをざっくり言うと・・・
・平安時代(弘仁年間。810年〜824年)に弘法大師空海が私市の獅子窟寺で修行中、呪文を唱えたら空から星が降ってきて、交野の3か所に落下。
・その隕石落下は星田の光林寺、星の森、そしてこの星田妙見宮。落下地点が三角形になり、八丁三所と呼ばれる(看板には八丁見所と記載。八丁はおよそ880m)。
・落ちてきた星は、七曜の星。つまり北斗七星であった。空海はここを「三光清岩正身の妙見」と称した
などが書かれています。
獅子窟寺は空海が修行をした場所でもあったのですが、星田妙見宮も弘法大師空海に縁のある場所となっています。
最近ではパワースポットとしても人気のようで、市外から来られる方も多くなっています。
と星田妙見宮の由緒書きから一向に先に進めなくなってきたので、もとに戻ります。
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午前2時前ということで深夜の時間。
駐車場には車が5台ほど停まっていました。
星田妙見宮の本殿、社務所は標高162mの妙見山の頂上付近に位置します。
鳥居のところ、参道入り口がここ
山頂付近にある拝殿、社務所へ向かいます。
広大な敷地なので実際に今、何人くらいの参拝者がいらっしゃったのか?ちょっと明らかではないですが、ポツポツといった表現がいいのかもしれません。
若い方のグループを4組くらい見かけました。
入り口入って最初はまっすぐな石畳の道が続きます。
周囲は森になっていて、空を見上げると星が瞬き、厳かな雰囲気があります。
まっすぐ進むと左側に拝殿へ続く階段が見えてきます。
ここからが結構ハード。
ちょっと急な階段を登っていきます。
最初の階段が一番険しく、この階段を登りきったら見えてくるのが絵馬堂です。
ここにベンチがあるので、疲れたーってなった際はここにある絵馬などを眺めて息を整えられるのがよろしいかと思います。
絵馬堂を抜けて少し行くと一瞬だけフラット場所に出ます。
この道をまっすぐ行くとまた階段が出てきますが、それを登ると拝殿、社務所があるところまですぐです。
ここまで登ってきたら社務所があって(トイレもあります)おみくじやお守り、御朱印、お札なども授与いただけますが、1月1日〜4日はおみくじ、星占い、お正月の御朱印は下の参道のところにある授与所で授与可能。
(麓にある授与所は元日は午前2時に業務終了されていました)
社務所前の最後の急な階段を登ると拝殿です。
拝殿裏には、星田妙見宮が七夕伝説ゆかりのスポットにもなっている証の機女石(たなばたせき)が鎮座しています。
谷の奥に、星の森あり。星の社あり。その神は牽牛織女なあり
(貝原益軒の南遊紀行:元禄2年/1689年)
妙見の祠、妙見にあり、土人(土着の人)、機女石と呼ぶ
(「河内名所図会:享和元年1801年)
と江戸時代の書物からの引用が紹介されていました。
大阪府交野市といえば、機物神社(はたものじんじゃ)の七夕が有名ですが、ここ星田妙見宮も七夕に関連があるスポットになっているので、空海、星降伝説、七夕など伝説が多い場所です。
機女石(たなばたせき)
高いところにあるので、ここからの眺望はかなりいいです。
夜だとこんな感じで夜景が広がります。
だいたい麓の参道からここまでどうでしょう、階段登って15分くらいでしょうか。
急な勾配もあるので結構足にきました。
階段があるのでベビーカーや車椅子などで山頂の拝殿までは来れないですが、参道のところにも祖霊社や星が落ちた(隕石が落ちてきた)場所といわれている登龍の滝があったり、森の空間を感じられたりもするので下の参道付近に寄ってみるだけでも星田妙見宮の雰囲気は感じることができると思います。
ちなみに1月1日の深夜はこんな感じの状況でしたが、元日の日中には山頂にある拝殿に続く階段に行列が
できるほど参拝者の姿があったとのことです。
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記事:ハラダ
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