交野等の若者が地域のために奔走。交野青年会議所の松村さんにいろいろ聞いてみた
一瞬、商工会議所の青年版というようなイメージを抱かれる方もいらっしゃるかもしれません。
商工会議所とは違い、青年有志などが集まり、「豊かな明るい社会の実現」を目標に地域貢献のための運動をするのが青年会議所です(日本青年会議所のホームページより一部抜粋)。
交野にも、一般社団法人交野青年会議所(交野Junior Chamber(JC))という組織がございます。
▼交野青年会議所のホームページ
今回は、交野青年会議所とはどういった団体かをご紹介するため、同会議所理事長の松村紘子さんにお話を伺ました。
(博士@交野タイムズ)
「本日はよろしくお願いいたします」
(松村理事長)
「よろしくお願いいたします」
(博士@交野タイムズ)
「まずは、青年会議所について教えてください」
(松村理事長)
「青年会議所自体は日本全体を担う日本青年会議所をはじめ、現在全国に671地域にあります」
「青年会議所の基本方針は、「明るい豊かな社会を築き上げよう」というもので、このもとに各地青年会議所が活動をしています」
(博士@交野タイムズ)
「ありがとうございます」
「それでは、交野青年会議所についてお伺いしたいと思います」
「まず、松村理事長は何代目の理事長でしょうか」
(松村理事長)
「44代目の理事長です」
(博士@交野タイムズ)
「理事長は毎年交代するんですか」
(松村理事長)
「交野青年会議所は1981年に設立されましたが、設立以来、概ね1年交代で理事長を務めています」
(博士@交野タイムズ)
「それには何か理由があるんですか」
(松村理事長)
「はい。会員には様々な役を経験してもらうことによって、成長の機会を提供できるよう単年度制としています」
(博士@交野タイムズ)
「わかりました」
「現在、交野青年会議所には何名の会員の方がいらっしゃるのでしょうか」
(松村理事長)
「22名です」
(博士@交野タイムズ)
「年齢構成は」
(松村理事長)
「交野青年会議所は20歳から40歳まで加入することができるのですが、現在は24歳から40歳までのメンバーで構成され、平均年齢は30代前半になります」
(写真提供 交野青年会議所)
(博士@交野タイムズ)
「理事長の役割について教えてください」
(松村理事長)
「理事長は、まず組織の方向性を示すべく毎年独自のスローガンを定めています」
「今年度のスローガンは、 “Full Commit~地域再生のリーダーになろう”です」
「コロナが明け、交野市内も様々なことが少しずつではありますが回復しつつあります」
「その中で、市民や事業者、行政が人と人とのつながりを取り戻し地域を元気にする活動を担い地域再生をおこなうなかで、それをリードできる若い人財を育てていきたいと考えております」
「また地域再生のリーダーを育成すると同時に、近年増加する災害の際に地域の中でリーダー的役割を担える有能な人財も育てたいと考えております」
「理事長の思いを具体化した細かな活動は、各委員会の委員長がそれを担っております」
「いまは、各委員長が具体的事業として描いたものをどう実現していくか一緒に考えています」
「また、各会員の社業の発展に寄与するサポートも理事長としての役割です」
(博士@交野タイムズ)
「ありがとうございます」
「では、青年会議所の具体的な活動内容についてお教えください」
(松村理事長)
「青年会議所としての主な活動は、毎月例会という形で、講師をお招きするなどし、会員の自己成長・社業の成長につながる例会や会員としてのあり方を学ぶ機会を設け、会員の資質向上に努めています」
例会の様子
(写真提供 交野青年会議所)
「また、地域貢献として例会を公開で行うこともありますし、座学だけではなく事業も実施しています」
「例えば5月に開催予定の「わんぱく相撲大会交野場所」のような青少年育成事業も青年会議所の大事な活動のひとつです」
今年も5月26日(日)に青年の家多目的ホールで開催される
(博士@交野タイムズ)
「交野などで活動する他団体との連携などはいかがでしょうか」
(松村理事長)
「まず、にぎわいフェスタの実行委員会などの事業を通じて、交野市内の様々な団体とも関わっています」
昨年のにぎわいフェスタの様子
「他にも、交野ロータリークラブや交野おりひめライオンズクラブには、交野青年会議所出身者の諸先輩方が多く関わっています」
「コロナ禍では、ライオンズクラブさんと献血事業を共同で行いました」
(博士@交野タイムズ)
「交野は大きな街ではないので、様々な団体が互いに協力し合いながら活動をし、交野の発展のために貢献していくことが大事だと思います」
「かつて、英国の政治学者ハロルド・ラスキ(1893~1950)が、アメリカの大学で学生たちに講演した際、「新しい時代は、新しい世代が作る」と述べたように、とりわけ交野青年会議所のメンバーのような若い世代が先頭に立ち、新しい時代の交野をリードしていってくれることを期待しています」
(松村理事長)
「少子化の中でどのように青年会議所を存続させるか、ということは常に考えております」
「人数が多いに越したことはないですが、人数が少ないことが活動の障害だとは思っておりません」
「人数が少なく自分たちだけで活動ができないというのなら、(博士@交野タイムズが仰るように)他の団体さんなどと連携しながら活動する方法をいろいろと知っておけば、やり方次第で活動は維持できると思っています」
合同例会の様子
(写真提供 交野青年会議所)
(博士@交野タイムズ)
「では最後に、タイムズの読者の方々にメッセージをお願いいたします」
(松村理事長)
「交野青年会議所は40歳までの若い青年経済人が、仲間と繋がりながら地域への貢献、自己成長と社業の成長を実現できる団体です」
「若きリーダーとして今後活躍したい方には、ぜひ交野青年会議所に参加していただきたいと思っています」
「ぜひ、一緒に交野のまちを元気にしていきましょう」
(博士@交野タイムズ)
「松村理事長ありがとうございました」
(松村理事長)
「ありがとうございました」
今回のインタビューを通じ、交野が今後も発展していくためには、交野青年会議所のメンバーはもとより、交野の若い人たちが色々な形で地域の活動に参加していくことが重要であるということを改めて感じました。
博士@交野タイムズも少しではありますが地域の活動をさせていただいていることから、交野青年会議所の方々とも今後様々な形で協同していければと思っています。
以上、交野青年会議所関係者インタビューでした。
(謝辞)今回お忙しい最中にもかかわらずインタビューをお引き受けいただいた、交野青年会議所理事長の松村様に改めて感謝申し上げます。