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江戸時代から交野にあった!交野市民から寄贈された享保雛のサイズ感がすごい!

3月といえばお雛様ですね。

少し過ぎてしまいましたが、交野市立教育文化会館のおひなさま展が開催されています。

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この交野市立教育文化会館はレンガが見事な建物で、レトロな雰囲気を醸し出しています。

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会館内の交野市歴史民族資料展示室の入り口を入ると大きなガラスケースの中におひなさまはありました。

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今年は、男雛と女雛の2体でした。

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こちらのお雛様は、享保雛と呼ばれる大きなサイズのお雛様です。

男雛が40センチ、女雛が35センチです。

現在よくあるサイズの雛人形は大きくても22センチほど。

倍ほどの大きさです。

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(説明によるとこの雛人形は森地区で発見。江戸時代の寛政2年より前に制作された可能性があるとのこと)

この享保雛は、江戸時代の中頃1716年〜1736年の享保という時代に京都で生まれて各地に伝わったお雛様だそうです。

この享保という時代は、景気が良く豪華絢爛が好まれた時代でお雛様もどんどん大きく派手になっていったそうですよ。

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写真でも分かるように、何十にもお着物を着せてもらって中に綿が入って膨らませてあります。

他にお顔が面長で切れ長な目、細くて白い手が特徴だそうです。

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多分、この手には美しい絵の描かれた扇子を持っていたのではないでしょうか。

男雛も面長な顔に切れ長な目。

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立派なお着物を着ています。

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おひなさま展は、毎年開催されていて楽しみにしているのですが、保存状態がとても良いのがいつも感動しています。

江戸の享保時代は1716年〜1736年なので、2024年現在288年前になります。

おそらくこのお雛様のお着物は絹で織られた物だと思うのですが、虫食いの跡もなくお顔に傷もなくここにあることに驚きを感じませんか。

きっと、大事に大事に親から子に子から孫へと受け継がれてきたのでしょうね。

これからも後世に引き継いでいってもらいたいですね。

このおひなさま展は、3月末まで展示はあるようです。

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▼去年の様子はこんな感じ



記事/撮影:ひろちゃん
取材場所:交野市立教育文化会館
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ライター:katano_times katano_times


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