空海も修行した伝説のお寺、絶景広がる『獅子窟寺』に行ってみた!【京阪河内森駅〜境内ルートと本堂とかいろいろ】
獅子窟寺
(ししくつじ)
獅子窟寺は文武天皇の頃、修験道の開祖と言われている飛鳥時代の呪術師役行者(えんのおづの)が開山。
第45第天皇の聖武天皇(701年-756年)の勅命により行基が金剛般若窟の寺号で創建した(奈良時代のことです)とされるお寺で、天長年間(824 - 833年)には空海がここで修法をしていたといわれている交野でもかなり古くからある由緒あるお寺です。
冒頭、星のまち交野って呼ばれている理由の1つに獅子窟寺の存在がある!と記しましたがその理由は空海が獅子窟寺で修行中にお祈りをしたら空から星が降ってきた(七曜の星=北斗七星が交野市星田の3カ所に降った)という八丁三所の降星伝説にもあります。
空海といえば弘法大師の名で知られる高野山の開祖。弘法も筆の誤りということわざでも有名な方にも縁ある、
そんな伝説のお寺、獅子窟寺に行ってみた!
京阪電車私市線の河内森駅
獅子窟寺へは京阪電車の私市駅やJR学研都市線の河内磐船駅からのアプローチも可能ですが、最寄駅はここ河内森駅だと思います。
というわけで今回は河内森駅から獅子窟寺へルート案内をさせて頂きながらストーリーを進めていきたいと思います。
河内森駅の改札を出たらJR学研都市線河内磐船駅方面へ進みます。
河内森駅からすぐのところに交野市観光案内地図っていうのがあるので、まずはざっくりと位置を確認。
交野市観光案内地図は交野市内のスポットがズバーっと見える化されていて、地図と写真でスポット概要を伝えてくれる交野マニア感涙のツールです。
案内板の右下の方に獅子窟寺の案内がありました。
番号は12番となっていて、地図で12番を確認します。
駅からのルート案内も出てる
地図で大体の位置を確認したら早速レッツゴーです。
観光案内地図がある看板の道沿いをまっすぐ進みます。
(道は辰巳寿司のところで二股に分かれているので右の道を進みます。その道はさらにすぐに二股に分かれているのでそっちも右側、天田神社方面へ)
(辰巳寿司の分かれ道は右、さらに道が分岐しますがそれも右へ)
この道をまっすぐ行くと天田神社やあまだのみや幼児園-交野市立第一保育所方面。さらに行くと獅子窟寺の麓に到着します。
ここまで河内森駅から大体5分くらいです。
(写真:右手に天田神社、左にあまだのみや幼児園)
山裾にあるでっかいタンクみたいな構造物をまずは目指す!
天田神社を過ぎたあたりも住宅街があって、途中道がいくつか小道に分岐しますが目印は、ドラゴンボールでフリーザーが乗ってた母船みたいなのが山裾にあるのが見えるのでそれに続く道を登っていきます。
フリーザの母船みたいなのは交野市水道局の低区配水池です。
池と記載ありますが、大きなタンクと言ってもいいのかもしれません。
水道局のタンクのところまで来たら獅子窟寺へ続く参道がもうすぐそこです。
水道局のタンクの横付近にはお地蔵さんがいらっしゃいますので、こんにちわしておきましょう。
来た道を振り返ってみるとまぁまぁ高いところまで来ていたようです。
遠く高槻市方面の景色も見ることができます。
お地蔵さんのあるところから10メートルも行かないところ、水道局のタンク施設入り口前付近にこんな感じの獅子窟寺案内板があります。
案内板でこれから行く獅子窟寺の全体像を掴んでおきましょう。
何故かって?
実はこの先、道が結構急なんです。
心が少しめげそうになることも人によってあるかもしれませんので、そーいう時にさっき見た看板の地図だと今これくらいまで来てるはず!なんて励みにもなりますので、案内板は必ず見ておきましょう。
ここからがいよいよ獅子窟寺へ向かう参道となります。
入り口の所に杖スポットがあるので、必要かなぁなんて思う方は杖をここでゲットしましょう(使用後は元の場所に返してください)。
序盤、特に入り口の所から数十メートルがギューインっていう感じのなかなかの傾斜になっているので、初めて来る人はこれから先の道が本当に僕・私で行けるのか?と心配になるかもしれません。
参道の周囲は交野の里山で広葉樹とかも多くあって、木漏れ日に照らされた木々、葉っぱがとても綺麗です。
どんどん進もう!
嬉しくってハイペースで登って行くとだいたい15分くらいで↓↓↓こんな感じでバテてしまいますからご注意ください。
参道は舗装されていて歩きやすいのですが、獅子窟寺は交野の里山(山の名前は普見山-ふみざん)の山頂付近になるのでルートは必然登り道、要所要所で急な坂になっているので(入り口の所と本堂手前の坂が特に急勾配)、ペース配分気をつけてください。
恋人と一緒に行くみたいなシチュエーションの場合は、ゼハ〜ゼハ〜言うてるとちょっとダサいので、口の隙間から恋人にバレないようにフヒューフヒューと小さく息切れしておくのがモアベターかと思います。
獅子窟寺のある普見山は標高319mでいわゆる低山に分類される山だと思いますが、それでも十分にビューティフルな景色が木々の隙間から見ることができます。
山の中腹くらいからどんどん下界の景色が綺麗になってきてその景色を見るだけでも満足度大ですが、その先には伝説のお寺がある!って考えるとここに来て大変ヨイ!なんて思っちゃいます。
上の写真、赤枠「今、ここ」って表示した所、お地蔵さんがおわします。
子安地蔵(安産地蔵)と呼ばれているそうです。
このお地蔵さんは室町時代のものとも言われていて、昔は妊婦さんがここまで登ってきてお地蔵さんにお参りもされていたそうです。
お地蔵さんが見えたら目的地の獅子窟寺までもうあとちょっとです。
(ちなみにここまで参道入り口から大体20分ちょっとくらい)
道中、まぁまぁ険しい(急な坂とかある)参道なのでこんな感じでベンチが用意されています。
お疲れの際は早く行きたい気持ちを抑えてちょっと休憩しましょう。
お地蔵さんから歩いてちょっと進むと視界が広がり、尾根道っぽい感じになりまして、そこにこんなのがありました。
利用には獅子窟寺の連絡が必要と看板に記載ありますが、駐車場がありました。
参道からここまでの道は結構急な坂が多かったので車で来るとなるとさらに難易度はかなりアップしそうです(歩いて来られるのを強く推奨します)。
駐車場から先へ進むことしばし。
1615年、大坂夏の陣の戦火は獅子窟寺にも及んだようで、その際に山門の仁王門は焼失したとのこと
(もうちょっと詳しく書くと、豊臣の大阪方へ加勢せよと命じられたけどその命令に従わなかったため、豊臣家家臣の大野治長の命令で獅子窟寺焼き討ちとなり、当時は全山で12院あったのが消失。仁王門もその時に焼失)
仁王門跡をくぐると王の墓、お大師さんの水っていう看板があり、そこから始まるのが獅子窟寺最後の急勾配です。
最後の急勾配もなかなかのもので油断していると喉の奥からなんかうわぁっ!と出てきそうになります。
(人によって違いますので、えっ!そんな急勾配じゃーなかったよ!なんていうご意見も多々あろうかと思いますが、交野タイムズの見立てではかなりの急勾配でした)
最後の急勾配を登ることと数分
目の前にブワーッと広がるのがそう!
開けたスペースがあって、本堂などがありました。
獅子窟寺オリジナルお守りとかもある
本堂はとても威厳のある感じでした。
獅子窟寺の本堂までお越しの際にはもう絶対に寄っておいた方がヨイ!というおすすめスポットがあります。
本堂から社務所へ向かい、トイレ横にナイスビューポイントがあります。
ぜひここでお昼ご飯とか小休止とかされて景色を楽しまれることをオススメします。
空海がここで修行された時の風景と今の景色は大きく違っているのだと思いますが、それでも空海と同じ気持ちでこの素晴らしい景色を観ることができることでしょう。
ちょっと小ネタ的なやつなんですが、このナイスビュースポットには街灯が1つあって、もちろん夜点灯するんですが、この街灯の光が麓から見えてる光です。
夜、妙見東あたり(星田南病院〜ドラッグストアのアカカベ〜ローソン私市4丁目店)の道、河内森駅付近、JR学研都市線の電車に乗って星田〜河内磐船駅間から山を見た際に山のところが光っているのはこの街灯の光のようです。
夜、あの山で光ってるのは何やろか?なんて思ってた方はこの獅子窟寺の街灯の光だったみたいです。
獅子窟寺には他にもいろいろ魅力いっぱいなところがあるのですが、それはまた次回にご案内させていただきます!
【獅子窟寺のナイスポイント】
ざっくりと魅力をまとめるとこうだ!
★駅から結構アクセスしやすい!(でも道中、急な坂とかあるから気をつけて)
★空海が修行、そして星を降らせた伝説のスポット
★役行者、行基とも縁がある
★自然を感じられる
★お寺から続くハイキングコースもある
★その他行ってみると諸々楽しい!
ちなみに今来た道を見下ろすとこんな感じ
遠く高槻市方面の景色も見ることができます。
ここにも案内板!チェックしよう!
お地蔵さんのあるところから10メートルも行かないところ、水道局のタンク施設入り口前付近にこんな感じの獅子窟寺案内板があります。
案内板でこれから行く獅子窟寺の全体像を掴んでおきましょう。
何故かって?
実はこの先、道が結構急なんです。
心が少しめげそうになることも人によってあるかもしれませんので、そーいう時にさっき見た看板の地図だと今これくらいまで来てるはず!なんて励みにもなりますので、案内板は必ず見ておきましょう。
ここからが参道
ここからがいよいよ獅子窟寺へ向かう参道となります。
入り口の所に杖スポットがあるので、必要かなぁなんて思う方は杖をここでゲットしましょう(使用後は元の場所に返してください)。
序盤、特に入り口の所から数十メートルがギューインっていう感じのなかなかの傾斜になっているので、初めて来る人はこれから先の道が本当に僕・私で行けるのか?と心配になるかもしれません。
里山の中の道は気持ちヨイ!
参道の周囲は交野の里山で広葉樹とかも多くあって、木漏れ日に照らされた木々、葉っぱがとても綺麗です。
どんどん進もう!
嬉しくってハイペースで登って行くとだいたい15分くらいで↓↓↓こんな感じでバテてしまいますからご注意ください。
油断するとバテます
参道は舗装されていて歩きやすいのですが、獅子窟寺は交野の里山(山の名前は普見山-ふみざん)の山頂付近になるのでルートは必然登り道、要所要所で急な坂になっているので(入り口の所と本堂手前の坂が特に急勾配)、ペース配分気をつけてください。
恋人と一緒に行くみたいなシチュエーションの場合は、ゼハ〜ゼハ〜言うてるとちょっとダサいので、口の隙間から恋人にバレないようにフヒューフヒューと小さく息切れしておくのがモアベターかと思います。
景色めっちゃ綺麗スポットが所々ある!
獅子窟寺のある普見山は標高319mでいわゆる低山に分類される山だと思いますが、それでも十分にビューティフルな景色が木々の隙間から見ることができます。
すでに満足感大
山の中腹くらいからどんどん下界の景色が綺麗になってきてその景色を見るだけでも満足度大ですが、その先には伝説のお寺がある!って考えるとここに来て大変ヨイ!なんて思っちゃいます。
(妙見や星田方面の景色も見れます)
上を目指そう!
獅子窟寺までもうちょっとだ!
上の写真、赤枠「今、ここ」って表示した所、お地蔵さんがおわします。
子安地蔵(安産地蔵)と呼ばれているそうです。
このお地蔵さんは室町時代のものとも言われていて、昔は妊婦さんがここまで登ってきてお地蔵さんにお参りもされていたそうです。
お地蔵さんが見えたら目的地の獅子窟寺までもうあとちょっとです。
(ちなみにここまで参道入り口から大体20分ちょっとくらい)
ベンチ完備
道中、まぁまぁ険しい(急な坂とかある)参道なのでこんな感じでベンチが用意されています。
お疲れの際は早く行きたい気持ちを抑えてちょっと休憩しましょう。
!!!
お地蔵さんから歩いてちょっと進むと視界が広がり、尾根道っぽい感じになりまして、そこにこんなのがありました。
駐車場
利用には獅子窟寺の連絡が必要と看板に記載ありますが、駐車場がありました。
参道からここまでの道は結構急な坂が多かったので車で来るとなるとさらに難易度はかなりアップしそうです(歩いて来られるのを強く推奨します)。
駐車場から先へ進む
駐車場から先へ進むことしばし。
目の前になんかまた見えてきました。
仁王門跡
1615年、大坂夏の陣の戦火は獅子窟寺にも及んだようで、その際に山門の仁王門は焼失したとのこと
(もうちょっと詳しく書くと、豊臣の大阪方へ加勢せよと命じられたけどその命令に従わなかったため、豊臣家家臣の大野治長の命令で獅子窟寺焼き討ちとなり、当時は全山で12院あったのが消失。仁王門もその時に焼失)
王の墓、お大師さんの水
仁王門跡をくぐると王の墓、お大師さんの水っていう看板があり、そこから始まるのが獅子窟寺最後の急勾配です。
ここでもバテる
最後の急勾配もなかなかのもので油断していると喉の奥からなんかうわぁっ!と出てきそうになります。
(人によって違いますので、えっ!そんな急勾配じゃーなかったよ!なんていうご意見も多々あろうかと思いますが、交野タイムズの見立てではかなりの急勾配でした)
最後の急勾配を登ることと数分
目の前にブワーッと広がるのがそう!
到着!獅子窟寺!
本堂
(2018年12月現在は本堂の屋根修理中でした。おそらく先の台風や地震の影響かと)
山頂に到着。開けたスペースがあって、本堂などがありました。
獅子窟寺オリジナルお守りとかもある
本堂はとても威厳のある感じでした。
獅子窟寺について
獅子窟寺の本堂横に達筆な「獅子窟寺とその周辺」という案内板がありますのでこちらもチェックしておきましょう。
獅子窟寺
マストスポットがこちら
マストスポットがこちら
獅子窟寺の本堂までお越しの際にはもう絶対に寄っておいた方がヨイ!というおすすめスポットがあります。
本堂から社務所へ向かい、トイレ横にナイスビューポイントがあります。
景色、凄すぎ!
絶景が広がります。
ぜひここでお昼ご飯とか小休止とかされて景色を楽しまれることをオススメします。
空海がここで修行された時の風景と今の景色は大きく違っているのだと思いますが、それでも空海と同じ気持ちでこの素晴らしい景色を観ることができることでしょう。
街灯1つ
ちょっと小ネタ的なやつなんですが、このナイスビュースポットには街灯が1つあって、もちろん夜点灯するんですが、この街灯の光が麓から見えてる光です。
夜、妙見東あたり(星田南病院〜ドラッグストアのアカカベ〜ローソン私市4丁目店)の道、河内森駅付近、JR学研都市線の電車に乗って星田〜河内磐船駅間から山を見た際に山のところが光っているのはこの街灯の光のようです。
夜、あの山で光ってるのは何やろか?なんて思ってた方はこの獅子窟寺の街灯の光だったみたいです。
獅子窟寺は、
めっちゃオススメの交野スポット
めっちゃオススメの交野スポット
というような感じで今回、麓の京阪電車河内森駅から獅子窟寺まで行ってみた様子をご紹介させていただきましたが、行ってみて改めて思ったことは、「めっちゃ素敵」です。
悠久の歴史を感じつつ、空海の修行の地だった、星降伝説の始まりの場所、参道、景色などなどいろいろな素敵様子が凝縮されているので興味がある!っていう人はぜひぜひ。
ちなみに、獅子窟寺からくろんど園地に続くハイキングコースも本堂から続いているのでハイキングとセットで行ってみる!っていうのもヨイです。
河内森駅から本堂まで大体40分〜50分くらい。
参道から本堂までは30分ちょっとくらいかと思います。
悠久の歴史を感じつつ、空海の修行の地だった、星降伝説の始まりの場所、参道、景色などなどいろいろな素敵様子が凝縮されているので興味がある!っていう人はぜひぜひ。
ちなみに、獅子窟寺からくろんど園地に続くハイキングコースも本堂から続いているのでハイキングとセットで行ってみる!っていうのもヨイです。
河内森駅から本堂まで大体40分〜50分くらい。
参道から本堂までは30分ちょっとくらいかと思います。
【獅子窟寺のナイスポイント】
ざっくりと魅力をまとめるとこうだ!
★駅から結構アクセスしやすい!(でも道中、急な坂とかあるから気をつけて)
★空海が修行、そして星を降らせた伝説のスポット
★役行者、行基とも縁がある
★自然を感じられる
★お寺から続くハイキングコースもある
★その他行ってみると諸々楽しい!
本当に、読ませて頂き有難うございました。頑張ります!