【カタノテツ】交野の鉄道ものがたり:file.39 京阪1800系(Ⅱ)
交野を走る鉄道のことを、新旧おりまぜながら、『明円勝(Masaru Myoen)さん』と、時々『駐在員さん』の写真等のご協力により紹介しております。
今回は『明円勝(Masaru Myoen)さん』によるカタノテツです。
カタノテツfile.39
京阪1800系(Ⅱ)
600系(Ⅱ)630型は1500V昇圧と共に廃車となる運命かと思われましたが、昇圧前後の車両やり繰りの関係で、1800型(Ⅰ)の電装を1500V対応に改造し、630型を更新した車体と組み合わせ1800系(Ⅱ)を名乗り登場しました。
1983年3月5日
河内森-私市
1803
河内森-私市
1803
1800型の外観において630型時代と比べて変化した点を見てみます。
1 前照灯 シールドビーム2灯化
2 正面左右窓 Hゴム化
3 方向幕設置 貫通扉埋込
4 標識灯 5002以降の標準タイプ
5 減圧ブレーキからHSCに変更に伴うブレーキホース増設とコック廃止
6 スカート設置
7 戸袋窓廃止
車内の扇風機は廃止され、2600系の一部の車両に採用されていた送風機に置き換わりました。
一見するとまるで冷房車と間違える様な風景でした。
一見するとまるで冷房車と間違える様な風景でした。
1983年3月5日
私市-河内森
1804
私市-河内森
1804
1500V昇圧により吊掛け駆動の旧型車の姿が無くなった後も側面に600系(Ⅱ)の面影を残す本形式は交野線の運用が似合っていたと思います。
1800系(Ⅱ)は京阪線最後の全金属バネ台車・非冷房車であったので本形式が廃車されたことにより空気バネ台車・冷房化100%が達成されました。
昭和32年 1650型として登場
昭和39年 700型(Ⅰ)の電装品を流用して630型となる
昭和57年 1800型(Ⅰ)の電装品を流用して1800型(Ⅱ)となる
平成元年 廃車
私は高校時代(87春〜90春)に当時住んでいた香里園から守口まで通学していました。萱島始発の区間急行1800系によく乗りましたよ。蒸し暑い雨の日はコイツに当たると「ウワァ〜クーラーないやん⤵️次の電車にしよう」って思ったもんです。季節のいい春秋でも窓を全開して走ってたので、気持ちが良かったのを今でも覚えています。