【カタノテツ】交野の鉄道ものがたり:file.37 京阪600系(Ⅱ)〈その2〉
交野を走る鉄道のことを、新旧おりまぜながら、『明円勝(Masaru Myoen)さん』と、時々『駐在員さん』の写真等のご協力により紹介しております。
今回は『明円勝(Masaru Myoen)さん』によるカタノテツです。
カタノテツfile.37
京阪600系(Ⅱ)〈その2〉
600系(Ⅱ)には1650型を電装改造した630型が含まれます。
1650型は新機軸満載の通勤型車両として設計され、それまでの京阪のイメージを一新したと思います。
その主な内容は、内装が木製から薄緑色のデコラ張りとなって清潔感が漂いました。
車内照明が白熱灯から蛍光灯になり、車内が明るく夜の読書が楽になりました。
乗降ドアが片開き2枚扉から両開き3枚扉となり、客扱い時間短縮に寄与しました。
前面上部が張り上げ構造となり、前照灯がおでこ中央埋込タイプで、時の流行りデザインでした。
ユニット窓が採用されて、現在の1000系まで受継がれています。
1976年9月8日
686
野江
686
野江
630型は昭和48年に4両を運転台撤去し680型中間電動車となりました。
1982年11月27日
686
河内森-私市
686
河内森-私市
ある日は1300型に挟まれて交野線私市を目指します。
この編成では、先頭車の1300型に方向幕指示器が設置されておらず、指示が出来ないので、686の方向幕は表示なしとなります。
この編成では、先頭車の1300型に方向幕指示器が設置されておらず、指示が出来ないので、686の方向幕は表示なしとなります。
カテゴリ : カタノテツ
コメント一覧 (2)
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- 2024年04月09日 15:50
- 15年間住んでいた団地の棟が綺麗だった姿のままで写ってます。1984年までは誰よりも交野線を走る電車を見ていたと思います。毎日5階から見える風景と電車をずっと見ていたので。
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- 2023年10月23日 10:16
- 630型ですが、初めてその姿を見た時軽い違和感を覚えたのは乗降扉の両側に戸袋窓が設置されていた事です。関西では私鉄の両開き扉車両には戸袋窓が無いのが当たり前という認識でしたので、小学生の自分には風変わりな電車と強い印象が残りました。その後鉄道書籍で630型の由来を知り納得しました。
昇圧の際多分廃車かと思いこんでいたら個人的にはまさかの新1800型になっていて驚かされました。車体の強度が600型よりも高かったからと聞き、再び驚かされました。さすがに戸袋窓は閉塞されていて、普通の京阪電車っぽくなったと感じました。