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私部の住吉神社の大石段は今から145年前に造られたそうな!階段のところに書かれてる

交野市私部にある住吉神社。

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道沿いの大鳥居の正面に広がるスペースは、お祭りの時には屋台が並んだり、どんと焼きの時にはでっかいやぐらみたいなのができてたり、大晦日の初詣の時なんかは行列の順番待ちになってたりしています。

そこから拝殿に進む大きな階段があります。

住吉神社の大石階段
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(すいません。もしかしたらこの石段に名前がすでにあるのかもしれませんが、分からないのでここでは、大石階段と呼ばせて頂きます)

こっち側から大石階段
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あっちからも大石階段
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アップで観るとこう
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上から観るとこれ
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とても頑丈にできている階段で、いくつかの石畳状の石板で綺麗に組まれています。

機械加工で石は加工されたような精度があります。

そんな住吉神社のデデーンと構える大石階段。

いったい、いつできたのか?

その答えは、石段にありました。

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階段横のスロープ状のところ。

何やら書かれています。

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明治十一年四月 造之
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造之でこれを造るという意味だと思います。

まさかこのスロープ状のものだけが明治11年にできた!なんていうことではないと考えるので、この石段は明治11年4月に造られたものでしょう。

明治11年は西暦1878年。

その頃は、伊藤博文さんや板垣退助さん、陸奥宗光さん、山県有朋さん、岩倉具視さんなどなど歴史の教科書でも出てくるような方々がまだいらっしゃった頃で、

・日本で初めて電燈(アーク灯)が点灯する
・世界最初の電話機がアメリカで設置される
・エジソンの蓄音機が世界初の特許取得

といった出来事があった年でした。

今から145年前の4月に、住吉神社のこの石段は造られたということで、

この石はやっぱり交野の山から採ってきた石なのか?

どうやって加工したのか?

いったい何人の方がこの階段を上り下りされたのか?

とか想いを馳せると1つの構造物でも歴史を感じるとなるとかなり興味シンシンになってきます。

余談ですが、私部の住吉神社の大鳥居ができた(再建)のは、1860年(万延元年)。





記事:ハラダ
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ライター:katano_times katano_times


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