【カタノテツ】交野の鉄道ものがたり:file.36 京阪600系(Ⅱ)〈その1〉
交野を走る鉄道のことを、新旧おりまぜながら、『明円勝(Masaru Myoen)さん』と、時々『駐在員さん』の写真等のご協力により紹介しております。
今回は『明円勝(Masaru Myoen)さん』によるカタノテツです。
カタノテツfile.36
京阪600系(Ⅱ)〈その1〉
1982年12月27日
私市-河内森
608
私市-河内森
608
600系(Ⅱ)は、明治・大正時代から活躍した旧100型700型ロマンスカーの足回りを利用して、新作大型車体を組み合わせたアコモ改造車両でした。
この様な経歴の車両は、新車と比べて車両価格が低く押えられる為に、私鉄・国鉄問わず存在しました。
この様な経歴の車両は、新車と比べて車両価格が低く押えられる為に、私鉄・国鉄問わず存在しました。
京阪の通勤型新車は、昭和34年2000系スーパーカーが颯爽と登場その性能を発揮して、高い評価を受けました。
一方で戦火を逃れ何とか生き延びた旧型車両も老朽化が進み、迫りくる輸送力増強要求に応える為の手立てが急がれました。
一方で戦火を逃れ何とか生き延びた旧型車両も老朽化が進み、迫りくる輸送力増強要求に応える為の手立てが急がれました。
新性能車と旧型車では、1両当たりの乗客数や乗降時間等の格差が大きく、ラッシュ時のダイヤでは同じレールの上を走る事に無理が生じた事でしょう。
交野線においても、沿線の宅地化が進み木造の旧型車の置き換えは急務でした。
現在の交野線は新車が積極的に投入されていますが、当時は本線のお古ばかりが廻ってくる状態で、国鉄片町線と同じくローカル線ムードが溢れていました。
現在の交野線は新車が積極的に投入されていますが、当時は本線のお古ばかりが廻ってくる状態で、国鉄片町線と同じくローカル線ムードが溢れていました。
そんななかアコモ改造車の本線への投入が始まり玉突きで500系(Ⅰ)、3扉化改造後の1300系、元特急車1700系、1800系(Ⅰ)、流線形の1000型(Ⅱ)、1100型等が交野線にやって来ました。
その後京阪線1500V昇圧まで上記の車両と混ざって600系(Ⅱ)も交野線の運用に入りました。
友人の話では1000型(Ⅱ)1100型1200型1500型は、廃車まで2扉であった為に夕方のラッシュでは枚方市で車体中央まで押し込まれてしまい、中宮で下車する際には扉までたどり着けず難儀したそうです。
カテゴリ : カタノテツ
コメント一覧 (4)
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- 2024年04月09日 15:39
- 一番好きだったのが1300系だという事がわかりました!!!!!
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- 2023年10月17日 22:49
- 600系(2)が走ってた頃の交野線は交野〜私市間が単線だったので田舎感が高かったかと。自分は当時、本線(大和田〜萱島)を毎週のように使ってたけど、600系(2)はたまに遭遇してた記憶が。
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- 2023年10月12日 00:38
- 確かに多くの型式を楽しめました。
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- 2023年10月11日 05:11
- 高校の通学で乗っていた頃は、1300系ばかりで、たまに、600系、1700系、1800系が入って来ました。
後には、1900系も走っていたので、楽しい想い出です。