江戸時代の古文書を解読!私部の原田家文書の調査やってた
もう交野に住んで100年以上ですねんというような旧家もあって、私部(きさべ)なんかもそういうお家が今なおいらっしゃるところです(星田なんかも多いですね)。
私部に江戸時代代官や庄屋などをされていた原田家というのがあります。
そこの蔵に眠っていた古文書に今、スポットライトが当たっているようです。
市役所主導で古文書の解読、調査作業が数年前から始まっています。

これって本当に江戸時代のもの!?っていうくらい汚れや腐食などもなく保存状態がとてもいいです。

地図もありました。
そこには、天ノ川と記載されていたり、橋の位置が示されていたりとか観ていてとても興味深い資料です。
今回の古文書調査には大阪大学と神戸女子大学の学生の方も参加されていました。
▼ 学生さんに古文書解読のこと聞いてみた
辞書を片手に書かれた内容を解読していく作業もされていて、とても根気のいる作業です。
古文書1つ1つを丁寧に解読作業を進めていらっしゃる姿に感激しました。
地元の歴史を紐解いていってくださり感謝です。
大阪府交野市は、人口およそ7.8万人。
江戸時代はいったいどんな風景が広がっていて、どういう人々の生活がそこにあったのか?など文書や地図などから少しづつ、断片的ですが明らかになってきているのだと思います。
交野市はいろいろ歴史や文化財がいまなお多く残っている街で、それは古文化同好会さんなどの地域の団体さんの活動や市の文化財部署の日々の取り組みがずっと脈々と続いているからだと思います(歴史や文化財は、素人ではちょっと無理な領域の専門性のある分野だったりするので)。
またどこかの旧家でこういう感じの古文書が出てきて、それが新しい発見や当時を知る資料となったりすると思います。
歴史や文化財も住んでいる街の宝物で、街のアイデンティティの構成要素だなぁと今回の原田家文書の古文書解読、調査のプロジェクトを見学し改めて感じちゃいました。
無くすのは簡単ですが、残し、守り伝えることっていうのは時代が経つにつれてとても難しいことだと思います。
こうして縁の下の力持ちのように日々作業をされている方々の姿が、なんだかとても誇らしかったです。
交野にお住まいの方で古文書や昔の古い何かがある!なんていう方いらっしゃいましたら一度、交野市役所に問い合わせしてみてはいかがでしょうか?
記事:ハラダ
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