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【カタノテツ】交野の鉄道ものがたり:file.28 京阪電車 1300系 〈その3〉ー4/21はくずはモールSANZEN- HIROBAリニューアルOPEN!展示車の往年の姿のおまけ付き!ー

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交野を走る鉄道のことを、新旧おりまぜながら、『明円勝(Masaru Myoen)さん』と、時々『駐在員さん』の写真等のご協力により紹介しております。

今回は『明円勝(Masaru Myoen)さん』によるカタノテツです。


カタノテツfile.28

京阪電車 1300系〈その3〉

1300系は昭和23年運輸省規格型として製造され、特急から普通までの運用に就きました。
時同じく昭和23年には、国鉄が急行牽引用蒸気機関車C62を登場させました。
両者は共に、台車の軸受けに当時最新鋭のコロ軸受けを採用し、メンテナンスや高速安定性を向上させ、日本の戦後復興から高度成長期に向けて走り続けました。



1980年3月5日
河内森-私市
1307

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昭和23年当時私鉄標準規格A’車準拠車体幅2720mm
モーター出力90Kw×4
試し車内放送
コロ軸受け
等1300系の仕様は凄かったのです。



京阪1300系と同級生の国鉄C62型は、国鉄最大最強を誇る旅客用蒸気機関車でした。

1972年8月24日 
長万部機関区 
C622(築)

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自動給炭装置・動力火格子振り装置・動力逆転機等を装備し、従台車とテンダー台車にコロ軸受けを採用したC62は、大阪の宮原機関区や京都の梅小路機関区にも配置され、東海道・山陽本線の優等旅客列車の先頭に立ちました。
宮原機関区のC622には、特急つばめの牽引機として、手摺りのステンレス化や、デフレクターへのつばめマーク取りつけが実施されました。
晩年函館本線における急行ニセコを重連で牽引した頃は、このつばめマーク輝く姿を追いかけて、多くのカメラマン達が渡道しました。
本機は今も京都鉄道博物館で動く姿を観る事ができます。
(運転日は京都鉄道博物館のHP等でご確認下さい)



1969年8月  
淀-八幡町  
1301  
三条行急行
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京阪本線の急行運用に入り、気を吐いていた1300系は、この頃が最後でした。

写真のアングルが残念な事になってしまいましたが、対向列車が木津川橋梁を渡って来て、二頭追うものは一頭も得ず状態でした。



1969年8月  
八幡町-淀  
3002 
貨物

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これがその対向列車です。
3002(有蓋電動貨車)
あと10秒時間差があればと思いましたが、よくある話ですね。



1983年3月26日   
交野市  
6053 
1308

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1500V昇圧までの数か月は、古豪1300系と京阪電車のイメージを一新したアルミ車体の6000系が、交野市で並ぶ姿を見る事が出来ました。



京阪電鉄の京阪線は、輸送力増強を目指して昭和58年12月4日架線電圧を600Vから1500Vに昇圧しましたが、それに先だって昇圧対象ではない600系1300系1700系の代表として、昭和58年3月27日 1312+1751+1701の3連で京阪本線をさよなら運転をしました。

1983年3月27日  
森小路-千林 
1312+1751+1701 
送り込み回送

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この日久し振りにA線を走行する1300系のモーター音を楽しみました。
写真をよく見ると1300系と1700系の窓高さの違いがよく解ります。

こうして1300系は生涯の幕を閉じていきました。
本当にご苦労様でした。



おまけ

くずはモールSANZEN-HIROBAが、2023年4月21日にリニューアルOPENされます。

展示車 5551・3505・2601の往年の姿を御紹介します。

1971年5月23日 
御殿山-牧野 
5551

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第一編成7連の京都方は通常5001ですがこの日は3連+4連逆編成の5551でした。

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1973年9月10日 
野江 
3505

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この編成は、登場当初からHRD-1D全電気指令ブレーキを装備し、減圧式ブレーキの1900系との連結運転は不可能となりました。

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2003年8月17日 
丹波橋 
2601

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スーパーカー2043を種車に、京阪寝屋川工場で製作された2601は、旧塗装が似合いますね。

末永く保存展示されることを祈念致します。


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0_お菊
お菊のひとこと今回も1300系!
「少年時代の明円さんが二兎を追い、うわ!あっちにも来た!あせる!わ!わ!」ってなっておられたシーンも想像していただけたのではないでしょうか。

そして1300系のすごさがお菊@交野タイムズにも伝わってきました。
「こうして1300系は生涯の幕を閉じていきました。」
のところでは目頭が熱くなり、思わず車体をなぜなぜしたくなります。
お疲れ様でした。

また、4月21日は『くずはモール SANZEN-HIROBA リニューアルOPEN !』ってことで、今回はそれに合わせ、展示車 5551・3505・2601の往年の姿もおまけコーナーで登場しております。

若かりし現役時代の姿もご紹介でき、SANZEN広場の5551さん・3505さん・2601さん(←もはや敬称)達も喜んでくれていそう。

くずはモールといえば、モールの真ん中にあった機関車(D51)を思い出します。
(お菊@交野タイムズはバリバリ昭和世代)
2004年までいたので、昭和世代の方以外も記憶にあるかもしれません。

さらにおまけですが、くずはモールに竹本孝之さん(元タケノコ族)が来ていたのは、めっちゃ覚えています。

くずはモールSANZEN-HIROBAに5551さん・3505さん・2601さんのお姿を拝見しに行ってみたいな〜


『カタノテツ』バックナンバーはこちらから↓




  明円勝さん(Myoen Masaru)プロフィール


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1956.1.25生まれ
大阪府守口市出身
大阪工業高等専門学校 機械工学科卒
音楽好き、淡水魚好き、鉄道好き


記事:お菊
撮影:明円勝さん
お菊過去記事はこちら

ライター:katano_times katano_times


 コメント一覧 (1)

    • 1. コテコテの地元民
    • 2023年04月19日 11:07
    • 5 懐かし過ぎて涙〜涙です(⁠●⁠♡⁠∀⁠♡⁠)京阪の次は片町線を なんちゃって!!

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