星の里いわふね和太鼓フェスタ「冬祭」主催者の佐伯さんに話を聞いてみた
今回は10回目という節目でもあることから、豪華メンバーがそろった交野の冬の祭典です。
第10回星の里いわふね和太鼓フェスタ「冬祭」のポスター
10回目を記念し、豪華なメンバーが登場する
見どころはいっぱいあるのですが、今回は国際的にも有名な太鼓芸能集団「鼓童」がゲストとして出演する予定となっています。
太鼓芸能集団「鼓童」の公式ホームページ
太鼓芸能集団「鼓童」の公式ホームページによると、「太鼓を中心とした伝統的な音楽芸能に無限の可能性を見出し、現代への再創造を試みる集団」と自らを位置づけ、1981年のベルリン芸能祭でデビュー後、53の国と地域で7000回に上る公演を行ってきたそうです。
ちなみにですが、筆者がイギリスにいた頃、鼓童がイギリスでパフォーマンスを行ったというニュースを見た記憶があります。
「冬祭」では、国際的にもよく知られた太鼓芸能集団「鼓童」をはじめ、韓国の伝統太鼓演奏者のチェ・ジェチョル氏、津軽三味線奏者飯田華那氏らが、他では見られないパフォーマンスを披露してくれます。
今回は、「冬祭」を主催する佐伯囃子保存会の佐伯さんに、今回のイベントについてお話を伺いました。
尚、お菊さんによる「虫送り祭」の時のインタビューもありますので、今回は「冬祭」に関するお話を中心に紹介したいと思います。
練習が行われている星の里いわふねのスポーツレクリエーションセンター
ちなみにですが、筆者がイギリスにいた頃、鼓童がイギリスでパフォーマンスを行ったというニュースを見た記憶があります。
「冬祭」では、国際的にもよく知られた太鼓芸能集団「鼓童」をはじめ、韓国の伝統太鼓演奏者のチェ・ジェチョル氏、津軽三味線奏者飯田華那氏らが、他では見られないパフォーマンスを披露してくれます。
今回は、「冬祭」を主催する佐伯囃子保存会の佐伯さんに、今回のイベントについてお話を伺いました。
尚、お菊さんによる「虫送り祭」の時のインタビューもありますので、今回は「冬祭」に関するお話を中心に紹介したいと思います。
練習が行われている星の里いわふねのスポーツレクリエーションセンター
「冬祭」へ向け練習が行われていた、私市にある星の差いわふねスポーツレクリエーションセンターでお話を伺いました。
今回のイベントの意義についての話を聞く保存会の皆さん
今回のイベントの意義についての話を聞く保存会の皆さん
練習場所へ伺った際、保存会の皆さんが今回の「冬祭」を開催する意義について、チェ先生からレクチャーを受けていました。
チェ先生の話を真剣なまなざしで聴く佐伯さん
佐伯さんは全国の音楽イベントに参加しながら、佐伯さんの地元である私市を中心に「郷土芸能」を作る和太鼓集団として日々活動を続けられています。
佐伯さん
「コロナの影響で和太鼓を演奏する場がなくなったのを契機に佐伯囃子保存会(以下「保存会」と略す)を結成しました」。
上の「冬祭」ポスターの裏面にもあるように、「(コロナの影響で)お客様に集まってもらうことが出来ないのであれば、道端でそれぞれのスタンスで見てもらう」ことをきっかけに保存会は結成されました。
佐伯さん
「保存会は地域に根差した郷土芸能を受け継ぐだけではなく、新しい郷土芸能を作ることを活動目的の一つにしています」。
かつて、交野の各地区には様々な文化・風習がありました。
しかしながら、交野に限ったことではありませんが、都市化の影響で地域のつながりが希薄化し、かつて存在した地域の文化・風習を受け継いでいくことが困難となっていきました。
それはある意味致し方ないことでもあるのですが、一方でまだその残り香を知っている世代を中心に、地域の文化・風習を残していこうという試みがなされていることも事実です(交野では古文化同好会などの活動がその一例)。
こうした文脈の中でより若い世代(少なくとも筆者より)である佐伯さんたちの活動を見ることが出来ますが、それのみならず「新しい郷土芸能を作る」という柔軟な発想をするところに、これまでの世代にはない新しい郷土芸能の形を感じさせてくれます。
では、なぜ佐伯さんは和太鼓奏者となったのでしょうか。
「16歳の時に沖縄のエイサーを見たのがきっかけで和太鼓を始めました」。
その後、新潟県の佐渡を中心に活動する太鼓芸能集団「鼓童」の研修施設で和太鼓を学び、交野へ戻り活動を続けておられます。
佐伯さんたちは、先述のように、交野にかつてあった郷土文化を残すのみならず、新しい形の郷土文化を作ることで地域を盛り上げたい、という一念で活動をされています。
佐伯さん
「交野には冬の大きなイベントがあまりありません」。
「春節を迎え季節はだんだんと春へと向かう中ですが、実際の天気は寒く家に閉じこもりがちです」。
「しかしながら、今の時期は「これから活動を迎える時期だぞ」とスタートを切る時期でもあります」。
「そうしたことから、ある意味その合図として和太鼓で元気にそれを交野の皆さんに伝えたい、と思い今回の「冬祭」を開催することとしました」。
ご存知のように、歴史的に太鼓は何らかの合図を送るための手段としても用いられてきました。
今回の「冬祭」は、もとより音楽イベントではあるものの、交野の人々を春へと誘う合図であるという要素も含まれているといえるでしょう。
佐伯さん
「今回は10回目という節目でもあることから、さらに内容をパワーアップさせたイベントになる予定です」。
「「冬祭」は学校の部と一般の部の二部構成となっています」。
「今回のイベントには交野市教育委員会が後援してくれているおかげもあり、学校関係の団体が民間のイベントに参加するという珍しいものとなっています」。
それが可能なのは、佐伯さんの人徳や日ごろの活動が評価されていることの証左でもあるでしょう。
佐伯さん
「今回のイベントでは日本各地の和太鼓による郷土芸能の演奏のみならず、交野にまつわる独自の曲も披露する予定です」。
「また、今回はかつてお世話になった太鼓芸能集団「鼓童」の出演も予定されており、様々な和太鼓の調べを堪能することが出来るかと思います」。
先述のように、太鼓芸能集団「鼓童」はじめ、様々なジャンルの伝統芸能音楽が交野に集まり、一日限りの夢の競演をしてくれる予定です。
「いい演奏を届けたい」(佐伯さん)その一念で、2月26日星の里いわふねから熱い太鼓の音を轟かせ、交野の人々に春への胎動の合図を届けてくれるでしょう。
第10回星の里いわふね和太鼓フェスタ「冬祭」一般の部は、2月26日(日)14時半より開演(学校の部は12時半開演)です。
学校の部の観覧は無料ですが、一般の部の観覧は有料(大人2,000円、小・中学生1,000円、未就学児無料)となっております。
一般の部観覧の為のチケットは、星の里いわふね窓口で販売されています。前売りのみで、当日券はございませんのでご注意ください。
また、イベント当日は、会場近くで11時より「ごちそう横丁」と呼ばれる飲食ブースが設けられます。
そちらも併せてご利用ください。
当日は大変混みあうと思われますので、公共交通機関のご利用をお勧めいたします。
「冬祭」をする意義についてレクチャーするチェ先生
チェ先生の話を真剣なまなざしで聴く佐伯さん
和太鼓が置かれている
佐伯さんは全国の音楽イベントに参加しながら、佐伯さんの地元である私市を中心に「郷土芸能」を作る和太鼓集団として日々活動を続けられています。
佐伯さん
「コロナの影響で和太鼓を演奏する場がなくなったのを契機に佐伯囃子保存会(以下「保存会」と略す)を結成しました」。
上の「冬祭」ポスターの裏面にもあるように、「(コロナの影響で)お客様に集まってもらうことが出来ないのであれば、道端でそれぞれのスタンスで見てもらう」ことをきっかけに保存会は結成されました。
インタビューに答える佐伯さん
佐伯さん
「保存会は地域に根差した郷土芸能を受け継ぐだけではなく、新しい郷土芸能を作ることを活動目的の一つにしています」。
かつて、交野の各地区には様々な文化・風習がありました。
しかしながら、交野に限ったことではありませんが、都市化の影響で地域のつながりが希薄化し、かつて存在した地域の文化・風習を受け継いでいくことが困難となっていきました。
それはある意味致し方ないことでもあるのですが、一方でまだその残り香を知っている世代を中心に、地域の文化・風習を残していこうという試みがなされていることも事実です(交野では古文化同好会などの活動がその一例)。
こうした文脈の中でより若い世代(少なくとも筆者より)である佐伯さんたちの活動を見ることが出来ますが、それのみならず「新しい郷土芸能を作る」という柔軟な発想をするところに、これまでの世代にはない新しい郷土芸能の形を感じさせてくれます。
では、なぜ佐伯さんは和太鼓奏者となったのでしょうか。
「16歳の時に沖縄のエイサーを見たのがきっかけで和太鼓を始めました」。
その後、新潟県の佐渡を中心に活動する太鼓芸能集団「鼓童」の研修施設で和太鼓を学び、交野へ戻り活動を続けておられます。
佐伯さんたちは、先述のように、交野にかつてあった郷土文化を残すのみならず、新しい形の郷土文化を作ることで地域を盛り上げたい、という一念で活動をされています。
佐伯さん
「交野には冬の大きなイベントがあまりありません」。
「春節を迎え季節はだんだんと春へと向かう中ですが、実際の天気は寒く家に閉じこもりがちです」。
練習風景1
「しかしながら、今の時期は「これから活動を迎える時期だぞ」とスタートを切る時期でもあります」。
「そうしたことから、ある意味その合図として和太鼓で元気にそれを交野の皆さんに伝えたい、と思い今回の「冬祭」を開催することとしました」。
ご存知のように、歴史的に太鼓は何らかの合図を送るための手段としても用いられてきました。
今回の「冬祭」は、もとより音楽イベントではあるものの、交野の人々を春へと誘う合図であるという要素も含まれているといえるでしょう。
佐伯さん
「今回は10回目という節目でもあることから、さらに内容をパワーアップさせたイベントになる予定です」。
「「冬祭」は学校の部と一般の部の二部構成となっています」。
「今回のイベントには交野市教育委員会が後援してくれているおかげもあり、学校関係の団体が民間のイベントに参加するという珍しいものとなっています」。
それが可能なのは、佐伯さんの人徳や日ごろの活動が評価されていることの証左でもあるでしょう。
練習風景2
練習する佐伯さん
佐伯さん
「今回のイベントでは日本各地の和太鼓による郷土芸能の演奏のみならず、交野にまつわる独自の曲も披露する予定です」。
「また、今回はかつてお世話になった太鼓芸能集団「鼓童」の出演も予定されており、様々な和太鼓の調べを堪能することが出来るかと思います」。
先述のように、太鼓芸能集団「鼓童」はじめ、様々なジャンルの伝統芸能音楽が交野に集まり、一日限りの夢の競演をしてくれる予定です。
「いい演奏を届けたい」(佐伯さん)その一念で、2月26日星の里いわふねから熱い太鼓の音を轟かせ、交野の人々に春への胎動の合図を届けてくれるでしょう。
第10回星の里いわふね和太鼓フェスタ「冬祭」一般の部は、2月26日(日)14時半より開演(学校の部は12時半開演)です。
学校の部の観覧は無料ですが、一般の部の観覧は有料(大人2,000円、小・中学生1,000円、未就学児無料)となっております。
一般の部観覧の為のチケットは、星の里いわふね窓口で販売されています。前売りのみで、当日券はございませんのでご注意ください。
また、イベント当日は、会場近くで11時より「ごちそう横丁」と呼ばれる飲食ブースが設けられます。
そちらも併せてご利用ください。
当日は大変混みあうと思われますので、公共交通機関のご利用をお勧めいたします。