藤が尾小学校で人形浄瑠璃「モチモチの木」公演やってた!
藤が尾小学校
「モチモチの木」の上演をしてくださったのは、木偶舎 勘緑さん、そして和太鼓ユニット光の皆さん。
ご存知の通り、「モチモチの木」は斎藤隆介作、滝平二郎絵の切り絵の美しい絵本です。
今は、小学校3年生の国語の教科書に掲載されています。
あらすじは、じさまと二人暮らしで夜中におしっこも1人でいけないほど弱虫の5歳の豆太が、ある晩夜中に急に倒れたじさまのために、山の麓のお医者さんを1人で呼びにいくお話です。
夜じさまに外のトイレに連れて行ってもらっている豆太
急に倒れたじさまのために、夜中医者を呼びに行く豆太
医者におぶられて帰ってきた豆太
「モチモチの木」の話自体もすごくいいのですが、絵本ではなく人形で表現されていることで胸に余計に響きました。
それに、人形の表情は変わらないのに、動作や細やかな仕草で豆太やじさまの心情が手に取るようにわかり、どんどん物語の中に引き込まれてしまいました。
今回、藤が尾小学校6年生の村野花音(かのん)さんが「ナレーター」(写真左)、同じく6年生の大橋依奈(えな)さん(写真中央)が「豆太」役、恒松小百合校長先生が「じさま」と「医者様」役で出演されました。
前日のリハーサルで初めて合わせて本番を迎えたと後から聞いたのですが、とてもそんなことは感じさせない堂々とした演技でした。
日本を代表する伝統芸能の一つである人形浄瑠璃の人形は、3人で操るので1mぐらいの身長はあるでしょうか。
1人は人形の頭(かしら)と右手、1人は足、1人は左手と担当が分かれています。
人形を操ることを「遣う(つかう)」といい、頭と右手を遣うのが「主遣い(おもづかい)」、左手を遣う「左遣い(ひだりづかい)」、足を遣う「足遣い(あしづかい)」の3人で1体の人形を遣います。
そして、「主遣い」の人形遣いさんの筋肉の動きなどを感じとり、足担当の「足遣いさん」、「左遣いさん」が動きを合わせているそうです。
参照:独立行政法人日本芸術文化振興会 文楽
人形の背中から手を入れて頭を動かすそうですよ。
大阪難波の国立文楽劇場に行けば観られますが、なかなか行く機会は少ないと思いますので学校の体育館で鑑賞出来たのは、子どもたちにすごく刺激になったのではないでしょうか。
この公演は、藤が尾小学校のPTAからの補助があって実現したそうです。
夏休みには、子ども向けの公演があるそうですので、興味のある方は、国立文楽劇場に行かれてみてはいかがでしょうか。
今回、来てくださった方々
■木偶舎 勘緑(もくぐうしゃ かんろく)
人形浄瑠璃の普及・発展と文楽人形の新しい可能性を求めて、平成24年1月、33年間在籍した文楽座を辞し、フリーの人形遣いに。主催する「木偶舎」での公演活動の他、全国各地の人形芝居の指導・演出や徳島県の農村舞台復活にも積極的に取り組んでいる。
■和太鼓ユニット光(こう)
1999年に羽田康次とはだひかるが結成。和太鼓に篠笛、唄、三味線、民族舞踊などを多彩に織り交ぜた、光(KOH)ならではの公演活動を行うほか、数々のオリジナル曲も手がけている。
人形を操ることを「遣う(つかう)」といい、頭と右手を遣うのが「主遣い(おもづかい)」、左手を遣う「左遣い(ひだりづかい)」、足を遣う「足遣い(あしづかい)」の3人で1体の人形を遣います。
そして、「主遣い」の人形遣いさんの筋肉の動きなどを感じとり、足担当の「足遣いさん」、「左遣いさん」が動きを合わせているそうです。
参照:独立行政法人日本芸術文化振興会 文楽
人形の背中から手を入れて頭を動かすそうですよ。
大阪難波の国立文楽劇場に行けば観られますが、なかなか行く機会は少ないと思いますので学校の体育館で鑑賞出来たのは、子どもたちにすごく刺激になったのではないでしょうか。
この公演は、藤が尾小学校のPTAからの補助があって実現したそうです。
夏休みには、子ども向けの公演があるそうですので、興味のある方は、国立文楽劇場に行かれてみてはいかがでしょうか。
今回、来てくださった方々
■木偶舎 勘緑(もくぐうしゃ かんろく)
人形浄瑠璃の普及・発展と文楽人形の新しい可能性を求めて、平成24年1月、33年間在籍した文楽座を辞し、フリーの人形遣いに。主催する「木偶舎」での公演活動の他、全国各地の人形芝居の指導・演出や徳島県の農村舞台復活にも積極的に取り組んでいる。
■和太鼓ユニット光(こう)
1999年に羽田康次とはだひかるが結成。和太鼓に篠笛、唄、三味線、民族舞踊などを多彩に織り交ぜた、光(KOH)ならではの公演活動を行うほか、数々のオリジナル曲も手がけている。
記事:ひろちゃん
撮影:ひろちゃん
取材場所:交野市立藤が尾小学校
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