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【カタノテツ】交野の鉄道ものがたり:file.23 片町線を走ったC11という機関車(その3)

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交野を走る鉄道のことを、新旧おりまぜながら、『明円勝(Masaru Myoen)さん』と、時々『駐在員さん』の写真等のご協力により紹介しております。

今回は『明円勝(Masaru Myoen)さん』によるカタノテツです。


カタノテツfile.23

片町線を走ったC11という機関車(その3)

1971月5月9日 
田辺-大住 
C11175(奈)

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筆者が知る昭和44年頃、国鉄片町線(JR学研都市線)を走っていた蒸気機関車は、C11型でした。
現在本線営業運転されている蒸気機関車の中で、ダントツで車両数が多い形式です。

C11はタンク式機関車で、石炭と水を積む炭水車(テンダー)が無く、機関車と一体構造なので後方の見通しが良く、機関車の方向転換をする為の転車台(ターンテーブル)も不要。そして客貨両用で非常に使い易い機関車なのです。



1970年3月 
奈良運転所 
C11279(奈)

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片町線を走ったC11は、天王寺鉄道管理局奈良運転所に所属していました。
昭和44年頃奈良運転所には
C11  片町線
C12  運転所構内入換
C58  奈良線・和歌山線・関西本線
D51  関西本線・奈良線
8620 木津構内入換
等の罐が常駐し、扇形庫では中間検査も実施していました。
この後昭和46年8月には、糸崎機関区からC59164が休車状態で転属して来ましたが、梅小路機関区での保存を前提としたもので、稼動することは無かったのでした。

この頃C11は片町線の運用で上下4本の貨物列車を担っていました。
4両配置3両稼働体制で、趣味的には今日は何番が走って来るのか何時も楽しみでした。

筆者が撮影できた片町線のC11は、下記の8両でした。
C11126・C11156・C11175・
C11252・C11279・C11315・
C11324・C11344
何れも個性的でした。



おまけ

2019年11月15日 
新橋駅前 
C11292

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季節がらクリスマス仕様に飾り付けられた新橋駅前の蒸気機関車も、やはり片町線を走っていた機関車と同形式のC11292です。
機関士席にサンタさんが見えますね。

つづく

====

0_お菊
お菊のひとこと『片町線を走ったC11という機関車』というシリーズの3回めでした。
お菊@交野タイムズは、片町線で蒸気機関車が走っているところは残念ながら見たことがないので、不思議な感覚です。

あ、新橋駅前の蒸気機関車は見たことあります!
(クリスマスバージョンではない)
前情報なく見たので少々びっくりした記憶が。

次回もお楽しみに!


『カタノテツ』バックナンバーはこちらから↓




  明円勝さん(Myoen Masaru)プロフィール


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1956.1.25生まれ
大阪府守口市出身
大阪工業高等専門学校 機械工学科卒
音楽好き、淡水魚好き、鉄道好き


記事:お菊
撮影:明円勝さん
お菊過去記事はこちら

ライター:katano_times katano_times


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