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東京2020パラリンピックにも出場された車椅子バスケットボール日本代表キャプテン網本麻里選手が藤が尾小学校にやってきた!

皆さん、車椅子バスケットボールを観たことはありますか?

パラリンピックの種目にもなっているので、競技としては聞いたことはある方も多いと思いますが、実際に生で観たことがあるという方は少ないのではないでしょうか。

2022年10月14日、そんな車椅子バスケットボールに触れられる機会が、藤が尾小学校の皆さんに訪れました。

大阪府の「オリンピアン・パラリンピアン派遣事業」です。

この事業は大阪府内全域が対象となっているので、派遣となった藤が尾小学校の皆さんは、超ラッキーですね。

藤が尾小学校では、4年生の40名の子ども達が迎えてくれました。

「今は授業中だけど、麻里ちゃんと呼んでね」

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とってもフランクな雰囲気で始まった車椅子バスケットボールの網本麻里選手のお話。

大阪出身ということもあり、すっごく親近感が湧きます。

網本麻里選手は、女子車椅子バスケットボールの日本代表キャプテンでパラリンピックに出場されていた方です。

日本代表には、16歳の時から選出されています。

19歳で北京パラリンピックに出た時には、チームは4位入賞、網本選手は、7試合133得点を記録して、大会の得点王にもなっています。

詳しくはこちら↓



とにかく、車椅子バスケットボール界のすごい人です!

会場となった藤が尾小学校の体育館には、車椅子バスケットボール用の車椅子がずらり。

この体験のために、ファインプラザ大阪の協力で、大阪府が10台準備してくれたそうです。

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バスケットボール用の車椅子なので、普通の車椅子とはだいぶと違っています。

違いは、タイヤがハの字になっていて、倒れないように前後に小さいタイヤがあり、足がぶつかって怪我をしないように前にバンパーがついています。

そして、ブレーキがないそうです。

止まる時には、自ら手でタイヤを止めるしかないそうですよ。

網本選手の自己紹介や車椅子バスケットボールのルールのお話の後、子どもたちは実際にバスケットボール用の車椅子に乗って体験しました。

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バスケットボール用の車椅子に乗って前に進んだり、ターンをしてみたりをした後、実際にボールを持ってシュート練習。

まず、網本選手がお手本を見せてくれたのですが、フォームがすごく綺麗!

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車椅子に下半身が固定されているので上半身の動きと腕の力だけでシュートしているのでしょうか。

投げた後のフォームがすごく綺麗です。

今度は、子ども達の番です。

車椅子を押しながら、ボールを持ってシュートする。

文字で書くと簡単そうに思えますが、車椅子を動かしながら小学生にはまだ重たいバスケットボールを投げるのは一苦労です。

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最後に5人ずつに分かれて、ゲームです。

ところで皆さん、車椅子バスケットボールのルールはご存じですか?

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基本は、一般のバスケットボールと同じルール。

コートの広さもボールの重さも人数も5人で、時間も10分のピリオドを4回です。

大きな違いは、「トラベリング」と「ダブルドリブルがない」「クラス分け」です。

1番の特徴の「クラス分け」とは、車椅子バスケットボールの選手にはそれぞれ障がいレベルの重い方の順から1.0〜4.5の持ち点があり、コート上の5人の持ち点の合計が14.0を超えてはならないそうです。

これは、障がいの重い選手も軽い選手も等しく試合に出場するチャンスを与えるためだそうです。

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詳しくは、車いすバスケットボール連盟公式ホームページをどうぞ↓



子ども達同士の対戦の後は、網本選手1人と先生方との対戦。

先生方が車椅子を1回押している間に、網本選手は3mぐらい進んでいました。

スピード感が桁違い。

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華麗にゴールを決めて、

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ガッツポーズの網本選手。

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もう、車椅子が自由自在に動くのでカメラで追うのが必死でした。

最後に、子ども達からの質問コーナーにも丁寧に答えてくれる網本選手。

関西弁の聞き馴染みのある話し方もそうですが、何より子ども達にとってもフランクに接してくれるので、多分この場にいた方全員がファンになっていたと思います。

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「 障がいは個性だと思っています。
だから『麻里ちゃんのチャームポイントはなんですか』と聞かれると

『右足が細いことです』

と答えています。

障がいがないから、なんでも出来る? なんでもは出来へんやんね。

自分が『出来ること』『出来へんこと』をお互い助け合って生活していくことが大事だと思っています。

今日、車椅子バスケットボールが楽しかったこと、そしてその他に学んだことがあれば覚えておいてほしいなと思います」

最後の挨拶で、網本選手が語ってくれた言葉です。

子ども達は、何を感じ、何を思ったのでしょうか。



パラリンピアンと触れ合うという貴重な体験をした子ども達の心に、小さな宝物が残ってくれたらいいなと思います。

記事:ひろちゃん


ライター:katano_times katano_times


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