天田神社でだんじり展示、ライトアップされ太鼓の音とかも〜江戸時代から続く、交野のだんじり文化〜
様子を見に行ってみたのが、19時前くらい。
神社正面のところ、道沿いに法被を着て赤色灯を持った誘導員の方がいらっしゃいました。
境内、御神灯がたくさん登場していて、拝殿のちょうど正面にどーんと地車(だんじり)が鎮座されていました。
横から見たらこう
高さはどうでしょう、3メートルは超える大きさで、屋根は2段構えとなっています。中には人が入れるスペースがあって、子どもが太鼓をたたいたり、中に入ってだんじりの雰囲気を楽しんだりされていました。
天田神社のだんじりは、天保2年(1831)にできたものだそうです(つくった大工は不詳。彫師は松尾半兵衛ともいわれる - 星のまち交野より)。
私市のこのだんじりができたのは、天保2年ということでそれは以前の記事でもご紹介させていただきましたが、幕末くらいの時です。
その時の記事はこちら
今からおよそ190年くらい前にできただんじりということになります。
ずっと代々、綺麗に保存されてこられ、そして今に至ります。
ちなみに、交野のだんじりはここ私市だけではなく、星田(星田神社)、私部(住吉神社)、寺(かいがけの道入り口のところにある住吉神社)にあり、それぞれ趣や大きさも異なりますが、交野型といわれるタイプのだんじりとのこと。
だんじりの横に置かれた御神灯も絢爛豪華です。
めっちゃ光ってる〜!って思ったら、境内の隅っこに投光器が設置されていて、その光が境内全体を包み込んでいました。
だんじりは午後から展示はされていたようで、昼間のだんじりも荘厳だと思いますが、夜、こうしてライトアップされるだんじりも江戸時代からこの地に存在しているモノとして何か偉大なものを感じます。
昼夜でまた雰囲気も違って見えることでしょう。
今年は新型コロナウイルスの影響などもあり、私市のだんじり曳きまわしはなかったのですが、たとえば、星田神社のだんじりは今年は村中を移動したりしていました。
毎年こうして交野の神社のいくつかでは、秋祭りにだんじりが登場し、それはきっとずっと続いていくことだと思います。
記事:ハラダ
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