【カタノテツ】交野の鉄道ものがたり:file.20 なつかしい!ターコイズグリーンの京阪電車10000系!
交野を走る鉄道のことを、新旧おりまぜながら、『明円勝(Masaru Myoen)さん』と、時々『駐在員さん』の写真等のご協力により紹介しております。
今回は『明円勝(Masaru Myoen)さん』によるカタノテツです。
カタノテツfile.20
京阪10000系
京阪電車10000系は、初の5桁番号の形式で、ターコイズグリーン一単色塗りの斬新塗装を身にって平成14年(2002年)から川崎重工で製造、京阪寝屋川工場への納入が開始されました。
4両編成の本形式は、1900系・2600系の代替車として主に交野線・宇治線で営業運転を開始しました。
本形式の特徴
・外板塗装変更
45年ぶりに外板を単色塗りで登場しましたが、後になって他形式と同様に塗装更されたので、ターコイズグリーン単色の姿は8年で消えました。
・バリアフリー
床とホームの段差改善
・新素子採用
IGBT素子によるインバーター制御が京津線800系に続いて採用されました。
・異電源コンプレッサー
編成中に三相交流と直流の異なる電源を使用するコンプレッサーが搭載されています。
・新型空調装置
代替フロンを使用したフルオートエアコンが採用されました。
・窓ガラス
UVカットガラスが採用されドアガラスは複層ガラスとなりました。
・ワンマン運転
将来のワンマン運転に備えて、自動放送準備工事を施して登場しましたが、後に本工事を経てワンマン仕様となり、現在交野線と宇治線ではワンマン運転を実施しています。
・本線進出
2016年と2017年に7200系と9000系から、計6両が10000系に編入、7連2本が組成されその後本線仕業を担っています。
2002年4月29日
枚方市5番線進入
2002年4月29日
枚方市5番線進入
長閑な終着駅にたたずむ10000系
何故かホームの先端がカーブしている私市駅です。
2003年8月24日
枚方市
10001
マンダリンオレンジとカーマインレッドの特急色を身にまとった1900系と、ターコイズグリーン一色を身にまとった10000系の離合シーンです。
2002年4月29日
枚方市5番線
10000系 臨時急行 私市行
枚方市4番線
10000系第一編成と第二編成は、7200系や9000系の中間車を改造し、3両を組込んだ7連となって交野線から本線仕業に躍り出し活躍中です。
この写真をよく見ると車体の裾絞りの有無や、ドア下面の高さが中間車3両と異なる事が分かります。
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明円勝さん(Myoen Masaru)プロフィール
撮影:明円勝さん
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