マイナス25度の世界とトラックからの景色【物流会社の大阪高速乳配 株式会社探検】〜藤が尾小学校の社会見学〜
交野市星田北4丁目にあるこの施設は、トラックなどの出入りがある物流施設というのはわかるのですが、実際中身は、どうなっているのだろうと常々思っていました。
交野市立藤が尾小学校の4年生が、この施設の1階部分を使用されている低温物流のプロフェッショナル集団「大阪高速乳配 株式会社」に社会見学に行くというので、同行させていただきました。
一般の方は入れない施設に入らせていただくので、ワクワク感は半端ないです。
藤が尾小学校で「物流とは」という説明を聞いた後、現地へ。
藤が尾小学校から徒歩5分ほどの本当に目の前の施設に移動です。
いざ、建物内へ。
食品倉庫なので、靴も上靴に履き替え、ブワーと風が埃を取ってくれるエアシャワー室を通ってから倉庫内へ。
入ってみると少々寒い。
ここでのお仕事内容を従業員さんが説明してくれました。
従業員さんの服装をよく見てもらうとわかりますが、ガッチリ冬のコートを羽織られています。
それもそのはず、この中は常時冷蔵庫と同じ温度の5℃。
ということは、この倉庫の中には冷蔵庫の中に置いておかないと行けない商品が並んでいるわけですね。
棚がたくさんあって、上の方まで積まれています。
どうやって、こんな上まで積み上げるのだろう。
ここで活躍するのが、フォークリフト。
立ったまま操作するリーチフォークリフトの実演をしてくれました。
前面についているフォークのようなものをパレットに差し込み。
持ち上げます。
ゆっくり下ろして終了。
みんなでパチパチパチと拍手。
これがあると重い商品も上げ下ろしが楽にできますね。
次は移動して別の倉庫へ。
ここでは、冷凍庫の中を見せてもらえるようです。
冷凍庫の中は、マイナス25℃。
マイナス25℃は、地球上では南極しかないそうですよ。
調べてみると環境省のHP「南極キッズ 世界で一番寒いところ」で詳しく書かれていました。
では、マイナス25℃の冷凍庫の中へ!
中は寒いなんてものじゃなく、体感は「痛い」です。
一瞬入らせてもらって、すぐに退避。
この冷凍庫の中では、昔あったCMのように凍ったバナナで釘が打てるそうです。
濡れたタオルは、棒のように凍るとか。
非日常を体感した子ども達は、テンションMAXでした。
次は、駐車場に移動。
トラックに乗ってみよう!です。
大きなトラックの運転席に座らせもらえるので、ドキドキですね。
ハンドルが大きいのとか、階段を使って運転席に登るとか、実際体験してみないとわからないことが多いですよね。
今はトラックの死角のことも小学校の授業として習うそうですが、実際にトラックの運転席に座ってみてトラックの前に立っている子は見えてないとか、ミラーが沢山あるけどそれでも見えないところがあるとか、体験させてもらっている子ども達が羨ましいぐらいです。
最後、一部の子ども達だけで4階のカフェテリアへ。
カフェテリアのテラスからは、眼下に藤が尾小学校が見え、交野の山々の新緑が見事に見えていました。
今回、大阪高速乳配 株式会社の主取引先となる江崎グリコが協賛となってくださり、お土産も頂きました。
見学に付き添われている従業員の方にお話を聞くと「小学生の皆さんが、自分達の毎日している仕事を見てびっくりしたり驚かれている素直な反応を見て、元気をもらえて頑張ろうと思えました」と返ってきました。
昔やっていたテレビ番組で「はたらくおじさん」(タイトルは「みんなのしごと」「はたらくひとたち」に変化してるそう)という小学2年生向けの社会科番組があったのですが、それを実際に体験できた気がします。
見学に行った4年生達は、「新聞を作りたい!」と自分が体験したことを皆んなに知らせたくなったり、お昼の放送に体験したことを話してみたり、今度行く6年生に向けて「上着を持って行った方がいいよ」とアドバイスをしたりしていたそうです。
コロナ禍で遠足や社会見学など行けていなかったので、すごく刺激になったのではないでしょうか。
記事:ひろちゃん
撮影:ひろちゃん
取材場所:大阪高速乳配 株式会社
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校外学習もあることがわかりましたし その経験もまさに非日常で うらやましくなりました。