11グループが登場!星の里いわふねで行われた和太鼓フェスタ『冬祭』に行ってきた!
『冬祭(fuyusai)~土地の匂い~』
コロナの影響等もあり開催が4月16日に延期となっていました。
今年は交野市内の和太鼓団体の方々や特別ゲストの方々の出演も叶い、11グループの参加となった第9回和太鼓フェスタ。
昨年は映像配信もされ、会場で観られるこの日をずっと待ってて観てきました!!という方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
そして今回、交野タイムズも取材してまいりました!
可能な方はぜひ、冬祭の公式チャンネルでお好みの演奏をBGMにしてお読みくださいね。
場所は先日北河内新人お笑いコンクールが行われた場所でもある、交野市私市にある星の里いわふね。
同日11時からごちそう横丁がオープンしていたこともあり、開場30分前でも賑わっている様子でした。
中へ入ると物販コーナーも用意されていて、オリジナルグッズやゲストにちなんだもの、そしてなんとバチも購入することもできました。
1枚600円で販売されている冬祭のオリジナルステッカーも、お祭りらしさのあるかっこいいデザイン!
右下が冬祭オリジナルステッカー
フライヤーの表にはモノクロイラスト風のかっこいいデザインが、裏にはゲスト出演者の詳しいプロフィールが掲載されています。
開演までの間にどんな方が演奏されるのかという情報をゲットできるので、本番をより楽しむことのできる親切なアイディアですね。
フライヤーをいただき、いざ中へ~!
主催であるサエキ囃子の佐伯篤宣さんにご挨拶をしに行くと、お忙しい本番前にも関わらず笑顔で爽やかな対応に感動。
リハの様子もちょっとだけ覗かせていただいたのですが、本番前の独特なピリピリ感とこれから舞台に立つというわくわく感が伝わってきて、なんだかこちらも緊張してきて少しドキドキしながら待機していました。
本番前の会場はドキドキ感を増加させますね
ここで本番中の様子とともに、出演された皆さんをご紹介!
勢いのあるソーラン節でスタートです!
ソーラン隊「宝」
結成当初から南中ソーランを大切に踊り続けてきた交野市のよさこいチーム。
関西のよさこいイベントにて多数の受賞歴もあるそうです。
勢いもまなざしも、熱い!!!
みーこ@交野タイムズは生まれも育ちも北海道なのでソーラン節にはとても馴染みがあり、札幌の大通公園で夏によくやっていたソーラン祭りを思い出し懐かしくなりました。
和太鼓 畷魂
2015年に立ち上げられた、中学生から大人までが叩ける和太鼓サークル。
地域に根差し伝統文化の継承を下支えしています。
ダイナミックな動きが多くとっても楽しい!
皆さん、和太鼓が本当に好きなんだなぁという気持ちがひしひしと伝わりました。
なんと布団たたきで太鼓をたたいている!
なんでもあり!楽しくいこうぜ!という雰囲気がいいですね~!
私市っ鼓
交野市私市を拠点に和の音に魅せられ集まった女性和太鼓チーム。
年齢も個性も違うメンバーが練習を重ね、市内の各イベントにも出演しているそうです。
女性だけのメンバーということで、華やかさがありつつもかっこよくわくわくするパフォーマンスでした♪
イベントでの演奏活動だけでなく、和太鼓の魅力を広めるための活動(ワークショップ)も積極的行っているそうで、そちらもすごく気になります~
星の里いわふね 和太鼓道場
冬祭開催地でもある星の里いわふねにて、自主事業として和太鼓教室を2013年よりスタート。
基礎を大切に、伝統的な和太鼓のリズムから創作の楽曲まで、各クラスそれぞれ練習に励んでいるみたい!
ビシッとしたかっこよさがあり、背筋がピンとなるような演奏でした。
妙見星太鼓
平成10年、星田神社宮司の佐々木さんの「地域に根差した太鼓グループを」との呼びかけにより、妙見の名と神社のご神体である星とを合わせた名前でスタート。
なんと使用している和太鼓は、すべて手作り!
地元のお祭りや福祉施設などでの演奏活動も行っているようです。
子どもから大人まで、年齢を感じさせない演奏がステキでした!
なわて子ども太鼓
四条畷市を中心に活動をしている文化協会加盟の和太鼓チーム。
小学校低学年から20歳までのメンバーがいて、市内外のイベントにて演奏活動をしています。
おとなりの太鼓をリレー形式のようにたたいたり、ソロパートが大人顔負けの圧倒的な演奏だったりと、本当に小学生なん!?と思うほど技術力がすごかったです。
楽しそうに演奏している姿に心打たれます!
かわいいしかっこいい~!
西馬音内盆踊り
西馬音内盆踊り(にしもないぼんおどり)とは750年以上前から伝わる秋田県南部に位置する羽後町西馬音内で行われる盆踊りです。
首都圏のイベントなどにも参加しているようです。
顔を見せないつくりの衣装がかっこよくも美しく、しなやかな動きに癒されました。
立石 雷
篠笛・和太鼓奏者の立石 雷さん。
世界15カ国で1000回を超える公演に参加し、市川海老蔵さんや片岡愛之助さんとも共演経験があるすごいお方。
凛とした佇まいに心が落ち着く演奏、時間を忘れて思わず魅入ってしまいました。
チェ ジェチョル
韓国太鼓奏者のチェ ジェチョルさん。
ソルチャング(韓国太鼓の独奏)を軸にして、民俗音楽、伝統音楽、現代音楽、バンド音楽の垣根を越えて様々な場面で活躍中。
海、川、海、アスファルト、道端で感じるリズム、踊り、歌をテーマにした音楽表現活動を続けているそうです。
披露されたのは太鼓をたたきながら帽子についているリボンを振って踊るパフォーマンスで、自然と顔がほころんでくるような楽しさでした!
京都鬼剣舞
鬼剣舞(おにけんばい)は、岩手県を代表する民俗芸能のひとつで、約1300年前に奈良の大峰山で山伏の祖・役行者が踊ったものが始まりとされています。
メンバーは京都や大阪を中心に20数名おり、西日本では唯一の鬼剣舞の踊り組だそうです。
このほかにも、ひょっとこのお面をつけて踊る方がいたり、ふふっと笑える演出があったりと演出のバリエーションが豊かでした。
サエキ囃子
100年後に残る郷土芸能を地元交野市に・・・
「お客様に集まってもらうことができないのであれば、道端でそれぞれのスタンスで見てもらう」
合わせて、疫病退散・五穀豊穣を願う祭を作れないかという思いからスタートしたそうな。
和太鼓フェスタの主催でもある佐伯篤宣さんを中心に有志で結成され、アドバイザーにチェ ジェチョルさんを招き、担ぎオケ太鼓を使っての練り歩きという形で、2020年7月に私市地区にて「虫送り祭」が行われました。
虫送り祭と同じスタイルで、歩きながら太鼓を演奏する姿に圧倒されます。
最後はゲスト出演者の方々も参加し、これぞお祭り!!というわいわいした雰囲気で一緒に踊りたくなりました♪
サエキ囃子の皆さんとゲスト出演者の方々
楽しそうに踊る姿がとてもかわいらしい~!
お祭りの盆踊りを近くで眺めている気分になれました。
最後は深くお辞儀をして、演奏はすべて終了です。
これは皆さんに言えることなのですが、気持ちがこもった丁寧なお辞儀もとてもかっこいいのです。
一番最後は佐伯さんがご挨拶をして、第9回和太鼓フェスタ「冬祭」は閉幕しました。
最初から最後まで熱く、本当にお祭りに来た気持ちになりました。
いや、あれはお祭りでした!!
皆さんの思いはきっと観ている人たちに届いたことでしょう。
記念すべき第10回目も楽しみに待ちましょう!
【関連記事】
記事:みーこ
撮影:みーこ
取材地:星の里いわふね
みーこのこれまでの記事はこちら