私市駅前広場のクスノキがサッパリスッキリなっている!そして、木から謎の草がたくさん生えていた。
京阪電車・交野線の終着駅。私市駅。
交野市民の交通機関であるだけではなく、自然豊かな私市周辺へのハイキング、トレイルランニング、などのスタート地点駅としても、里山の玄関的な役割をはたしています。
三角屋根が特徴です。
その私市駅前は、駅前広場になっていて、クスノキが植えられていたり、行き交う人々がちょっとゆっくりできる場所になっています。
↑こちらは、2020年の秋のヤッホーマルシェ開催で、設営時の駅前広場の様子です。
少し前のある日のこと。
なんか、駅前がスースーするのを感じました。
ヤッホーマルシェの時の上の写真と見比べてみてください。
植木(クスノキ)が、剪定されている!
はい。駅前のクスノキは、定期的におもいっきり剪定されるのです。
いつも繁る時はおもいっきり繁り、剪定されるときは思いっきり刈り込まれています。
見た目も、スカスカ〜。
こちらから見ても、いつものモコモコした並木の様子が、すっきりスカスカです。
ちょっと木に近づいてみますと・・・
!?
きゃーーっ
明らかに直接、木からはえているようです。
シルエットにするとこんな様子です。
キャー。
毛がーーー!
みたいなシルエットになってます。
少し調べてみますと、「ノキシノブ」という植物かもしれないことがわかりました。
ノキシノブ(軒忍、学名:Lepisorus thunbergianus)は、ウラボシ科ノキシノブ属に属するシダの一種。また、ノキシノブ属の総称としても使われる。
和名は、軒下などにも生え、シノブのように着生することから。
出典: フリー百科事典 ウィキペディア(Wikipedia)
「ノキシノブ」は、寄生しているのか??と思いきや、その木から水や栄養をもらっているわけではないみたいです。
場所を借りているだけみたい!
どうやら、特に悪い作用をするものでもないっぽいのでほっとしました。
このように、木について、生える場所を確保する植物のことを「着生植物」というそうです。
場所を借りているだけの関係だったのですね!
特に何かをもらったりあげたりのやりとりもなく・・・。
クスノキさん的には、まあ、なついてくれてきてるひと(植物)がいて、特にいやなことをされるわけでもなく、逆にいつもそばにいてくれているので寂しさもなくなり、いつしか一体感が…!
みたいなところでしょうか。
(あくまでも推測です)
ただ、がっつり剪定されたら、ノキシノブとの関係が露呈して、ちょっと毛がボーボーしてるみたいで恥ずかしい〜!って思っているかもしれません。
(こちらもあくまでも推測です)
そんなノキシノブ(と思われる植物)も、また夏までにはすっかり覆われて、いつものもこもこした緑多き駅前となることでしょう。
以上、私市駅前からお伝えしました!
記事:お菊
撮影:お菊取材先:私市駅前
お菊過去記事はこちら