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食べるカタノ歳時記【晴明】桜の塩漬け巻 〜つくって食べて春を感じてみましょう〜

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交野の四季を自ら作った食べ物で綴る
食べるカタノ歳時記

【清明】
(4/5-4/19)

「桜」

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いにしえより親しまれてきた交野ケ原の桜。

交野山を見やれば、山桜がぽっぽと彩りを添えています。

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交野の桜を少し分けてもらって、塩漬けをつくりました。

桜は塩漬けにすることであの独特のよき香りが出ます。


桜をちょっといただいて、からだの中から桜色に染まってみませんか。



〈桜の塩漬け〉
【作り方】
<材料>
・八重桜の花 50g
・塩 15g
・白梅酢 大1 *赤梅酢、米酢、レモン汁で代用可
・塩 適量 *保存用

食べるカタノ歳時記 桜1 soranosato

<作り方>
(1)枝を傷つけないように指先で摘んでいきます。
*五分~八分咲きを選ぶと仕上がりが美しいです

(2)洗って、水気を切り、塩をなじませて、ひと晩重石を乗せます。
*ジップロックなどの密封袋に入れると、少量でも均一になじみます

(3)出てきた水分をしぼり、梅酢をかけて3日おきます。
*梅干しをつけるときに出る梅酢はとっても便利
*美しいピンク色に発色します

食べるカタノ歳時記 桜3 soranosato 

(4)水気をしぼり、ざるなどに広げ、3日ほど陰干ししたらできあがり。
*塩(分量外)をまぶして保存
*密封冷蔵・冷凍長期保存可

食べるカタノ歳時記 桜20 soranosato 


食べるカタノ歳時記 桜21 soranosato 

できた塩漬けにお湯を注ぐと、お祝いの席にもぴったりな桜茶ができます。
おむすびやおこわにちょこんと乗せるとかわいらしい。

食べるカタノ歳時記 桜2 soranosato

桜の色と香りの移った「桜塩」は天ぷらに添えるととても素敵です。


 〈桜の和菓子〉
食べるカタノ歳時記 桜15 soranosato

練り切りを、野菜の天然色素でほんのり桜色に染めて、刻んだ塩漬けを混ぜた白あんクリームを包みます。
ちいさな花びらは、花弁型に折ったストローで、練りきりを一枚ずつ抜いて作りました。

食べるカタノ歳時記 桜12 soranosato

真ん中に、くちなしなどで黄色に染めた練りきりをちょんと乗せると、桜の花感が増します。

食べるカタノ歳時記 桜14 soranosato

その他木べらで桜の花の型をつけたり、ざるでこした練りきりをふんわり乗せたり。
形も飾りつけも自由に楽しんでくださいね。


八重桜の開花期は4月中旬~5月初旬ごろ。
もう一度お花見を楽しめるチャンスかもしれませんね。
どうぞこころとからだに心地よい春をお過ごしください。



  柳原里実さん(Satomi Yanagihara)プロフィール


交野市在住
おとなとこどものてらこや -ソラノサト-代表
四季の暮らしの手作りや
和文化体験を行っています。



0_お菊
お菊のひとこと日本は四季のある国。
この「食べる歳時記」では、それを五感で感じてもらえるのではないでしょうか。
お菊@交野タイムズは、桜の塩漬けを作ったことがなかったので、このレシピで挑戦してみたいな〜と夢ふくらみました。
日常はバタバタと過ぎていみますが、すこ〜し歩みをゆるめて、四季を感じるあれこれを楽しむのもいいものですね!


文章・レシピ・
撮影柳原里実さん
記事編集:お菊
お菊過去記事はこちら


ライター:katano_times katano_times


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