交野市役所近くの向井山地蔵は「え!ここ⁉」という場所にいらっしゃる!
そんな、交野の原風景を探していきます。
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向井山地蔵
交野市私部5丁目の住宅の中に向井山地蔵はあります。
京阪電車の交野市駅から市役所方面へまっすぐ進んで、交野市役所、わかばこども園、北村商店さんの前を通って、交差点の手前、前田造園さんの看板がある路地のところ。
向井山地蔵は、南を向いて6体が祀られています。
左からご紹介。
一番大きなお地蔵さん。
細い目で見守ってくれています。
次がこちら。
2体が1枚の石に彫ってあります。
お顔がまだハッキリと認識できますが、随分と昔の物の様です。
調べてみると2体が1枚の石に掘られているのは男女の場合が多いようです。
男性と女性と判別できるものもあるようですが、こちらの物はパッと見る限り判別は難しそうです。
こちらは1体のお地蔵さま。
かろうじてお顔の輪郭らしきものが見えます。
こちらは、長い年月が経ち朽ちてしまったようですが、微かに彫られていた跡が見えます。
こちらの2体は、お地蔵さまではなく石碑(板碑)のようです。
向井山地蔵は「え!こんなところに!」という人家の塀沿いにあります。
この辺りはなだらかな地形になっていて、昔は向井山という地名だったそうでその名残から向井山地蔵という名前だそうです。
古くからある交野の路の途中にあるのですが、このような形で残されているのは珍しいのではないでしょうか。
また、こんな形で大事にされてきているのは、この地の歴史を物語っているように思えます。
毎日横を通っていると風景として馴染んでしまいますが、交野の歴史の1ページを紐解くきっかけになるのかもしれません。
記事:ひろちゃん
撮影:ひろちゃん
取材場所:交野市私部5丁目
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