慈光寺→善林寺→光林寺を夜にまわってみた!【夜のお寺めぐり後編】
以前の記事で、夜の星田神社と星田寺をご紹介しました。
夜のお寺めぐり後編!
ということで、星田神社の近くに位置するお寺を3つご紹介します。
こちらは星田神社と星田会館の間を通る道路

少し歩いて、まずは私市太秦154号線道路に沿って位置する慈光寺に行ってみたいと思います。
ちなみに以前もお昼に慈光寺を訪れたことがあり、「入り口の掲示板に貼ってある貼り紙のお言葉が深い!」というニュースを配信しました。
このお言葉はまた変わっているのでしょうか!?
確認しに行ってみましょう。
というわけで慈光寺に到着!

夜ということもあって中には入れなくなっていますが、門のライトが光り輝いています。
門の左には「やすらぎの像」。
夜にぴったりのお休み感です。
夜にぴったりのお休み感です。
やすらぎの像

また門の右側には地蔵菩薩のお社があります。
こちらは夜でも少し離れて外からお参りすることができます。
こちらは夜でも少し離れて外からお参りすることができます。

さて、気になる掲示板のお言葉はというと、
変わってた!

「変わらないものを大切に 変わりゆくものを学ぼう」
これも深い・・・
近頃の社会はどんどん新しい技術が導入されて変化を遂げていきますが、昔ながらの人の温かさも大切にしたいですよね。
一例をあげるならば、今はなんでもSNSで意思疎通ができますが、普段会えない人ほどたまには手紙で想いを伝え合ってみてもいいかもしれません。
デジタルだと人の打ち込む文字の形に差はありませんが、実際に手で書いた文字には人の個性であったり、どんなことを考えながら書いたかという雰囲気がおのずとこもるもの。
そういった昔と変わらない人の温かさを大切にして時には利用しながら、現代の進歩する技術や世界の仕組みにも努力してついていけばもっともっと楽しくて幸せな世界を生きることができるはずです。
他にもこの言葉が通じるものはたくさんありますよね。
さて、名言に心を動かされつつ、次のお寺に向かいましょう。
駐車場の隣に、何やら明るい光が灯るお社が見えます。
(写真の左の方)

この光の前まで行ってみると、
え?夜なのに開いてる!?

夜なのに開いてると思いきや、こちらは裏口のようで、たまたまお寺の方が外に出られたタイミングだったようです。
もちろん入ってはいけないので、周りを歩いて正面のお寺の入り口を探します。
そして見つけた入り口がこちら!

こちらも荘厳な建物です。
そして写真の左側をよく見ると、ここにも言葉の書かれた額縁が!
それがこちら!

「縁なき衆生は度し難し」
恥ずかしながら、意味を知らなかったのでネットで検索して調べてみました!
↓
【縁なき衆生は度し難し】
仏縁のない者は、すべてに慈悲を垂れる仏でも救えない。
転じて、人の忠告を聞こうともしない者は救いようがない。
仏縁のない者は、すべてに慈悲を垂れる仏でも救えない。
転じて、人の忠告を聞こうともしない者は救いようがない。
なるほど!
こんな意味だったらしいです!
もちろん自分の選択や進む道を自分で考えて決めることは大切ですが、心配してくれている人の忠告を耳にも止めない人は危険かも知れません。
人の言葉を鵜呑みにするかどうかは別として、一度聞いてちゃんと考えた後に自分の選択をできる人は思考にも柔軟性が出ますし信頼もされる人間になれるはずです。
こちらも深いお言葉…!
以上、善林寺でした!

さて、お次は今回の最後のスポット、光林寺です。
実はこの光林寺も以前にご紹介したことがあり、空海にまつわる降星伝説の舞台(八丁三所)の一つになっています。
夜に訪れるのは初めてですので、おそらく中には入れませんが入り口や周りから見た景色がどんな感じになっているのか確かめてみましょう。
住宅街の中をまた少し歩きます。

住宅街ですが、お寺がたくさんある場所に似つかわしい、昔ながらの立派な木造建築のお家がたくさんそびえています。
こちらが光林寺の入り口!

光林寺!!

石細工の階段や壁があり、建築もとってもご立派です。
周りを歩いてみると、
立派な木々が!

この木々は以前ご紹介した、降星伝説のお岩が祀られていた場所に生えているものです。
外から見てもとっても迫力がありますよね。
そしてもう少し歩くと、
壁の外からでも見える大きな鐘が!

この辺りを歩いているとよくゴーンという音が聞こえるのですが、おそらくこの鐘の音だったのでしょう。
そして鐘を覆う木造もとてもしっかりしています。
表面はやや古いようにも見えますが、おそらく上質な木材が利用されており、まだまだ強く地面にその脚を踏みしめておられました。
いかがだったでしょうか。
そろそろ涼しい季節も近づいてきて、夜に散歩するのも心地良い気分転換になるのではないでしょうか。
このあたりは芸術的な建築物が多いので、普段は気にも止めずに歩いていても、改めて意識してみると感動する町並みになっていますよね。
たまには家族と一緒に夜の散歩もいいかもしれません。