多いときは40匹も捕獲とな!交野の田畑にもあの外来種が迫ってきてる!〜田んぼに水が無くてもそこに冬眠してたりするそうな!〜

田んぼなので稲が育っているところなんですが、農家のおじさんは手に熊手を持って何やら水面を見つめてはゴソゴソとされてます。
すいませんー!何されてるんですか?
みたいな感じで気になったので声をかけてみたところその熊手のところにはなんと!
とんでもないデッカイのがいてました・・・
それが、こちら!

ええーーーーーー!
デカイーーーーーーーー!!

貝です。巻貝。
大きさは直径3〜4センチくらいはあるそれはそれは見事な貝がそこにはありました。

ちょっと高めの仕出しのお弁当とかに巻貝の煮たやつ入ってたりするじゃないですか、あの貝くらい大きなずっしりとした重み(触ってませんが)のある貝が農家さんの熊手にはあって、3つ入ってました。
これってもしかして・・・
これってもしかして、ジャンボタニシですか?
って聞いてみると、「そうだ」とのこと。
話を伺ってみると、こんな感じで交野市内でもジャンボタニシの生息が確認されていて、稲を食べたりするから駆除しないと大変なんですとのこと。
TVとかでも観たことある!
っていう方もいらっしゃると思いますが、卵がショッキングピンク色してる外来生物のあのジャンボタニシです。
それが交野市内の田んぼにもいてて、さらにいろいろ悪さしているそうです。
農家さん曰く、
多い時で1日に40匹くらい獲ったことがある、40匹やで!
とのこと。
稲を食べるから見つけたら駆除して対応されています。
田んぼに水を入れ始めたのが交野市の場合だと大体6月1週目とかです。
1ヶ月で水張りされた田んぼの中って驚くほどたくさんの生態系が構築されているんですが、こんなでっかい貝が一体どこからやってくるのか?
このことも農家さんに聞いてみたら、
・2年間くらいは地中で生き残るらしい
・田んぼに水が無くても地中で冬眠みたいな感じで生息してる
・もしくは水路のところでじっと耐えてて、暖かくなって田んぼに水張り、稲が育つとやってくる。
・もう卵も産み始める時期になってる。
・卵はやはりピンク色してる
・卵は踏んづけて処分するか、田んぼの水に水没させるのも効果的
・とにかくワラワラおる時はおる。
という感じでした。

水路から田んぼに登ってくるやつもいるそうで、かなり厄介な生き物のようです。

外来種のジャンボタニシのことが気になったので、ちょっとネットで調べてみました。
Googleとかで「ジャンボタニシ」って検索するだけでもう関連する情報がブワーって出てくるんですが、例えばこちらのサイトなんかはジャンボタニシの生態、いつからおるのか?とか日本に来た経緯、それから現在の対策などについてわかりやすく掲載されてました。
(画像クリックでマイナビ農業の記事へ)
ジャンボタニシって本当の名前は『スクミリンゴガイ』って言うそうです。
りんご貝!
東南アジアなどから食用として1980年代に日本にやってきたのがキッカケと言われているそうで、当時は養殖業者もたくさんあったそうです。
食用として輸入され養殖されてきたスクミリンゴガイですが、残念なことに
あんま美味しくなかった
らしく、ブームが過ぎて養殖場も次々に閉鎖・・・そーいう背景もありつつ自然界に解き放たれたのがジャンボタニシが外来種なのに身近な田んぼとかにいる理由。
いずれにせよ、昔はそんなのがおらんかったのですが、今ではジャンボタニシの食害が交野市内でも発生されていて、農家の方はその駆除に苦慮されてたりするという現実が目の前にはありました。
(追伸)
ジャンボタニシ 食べる
とかでググってみたらいろいろ関連記事とかが出てきます。
あんまり美味しくないらしいってさっき書きましたが、ネットをみてると「その味はサザエ?」みたいな記載もあったり・・・
交野タイムズはローカルメディアで大阪府交野市に関するいろいろな雑談ネタから地元ニュースまで配信している一方、他のローカルメディアと違って結構リアルな場での展開もやっているので、
ハラダ@交野タイムズ的には、
「交野でジャンボタニシおったから、捕獲して食べてみた!」
っていう食べましてんの記事を書くか、
このジャンボタニシを使った新しいローカルフードを開発してみよう!
なんてこの記事を書いている時、100のうち1くらい思ったのですが、生き物を食べるのはちょっとつらいかなぁと・・・なので、いずれ誰かがやってくれるだろう!それを記事にしようと思いました。
1つ言える確実なことは、交野市内に「ジャンボ」ってつくのは、このジャンボタニシか私部西にあるイズミヤ交野店の地下の名前「ジャンボスクエア」のジャンボの2つだっていうことでしょうか。
ジャンボというと・・・
なんか話がどんどん脱線していくのでこれにて失礼。
以上、交野のジャンボタニシについてでした!
(野生の生き物には寄生虫がいたりする可能性もあるので、決して安易にジャンボタニシを捕まえて食べたりしないようご留意ください)
記事:ハラダ
ハラダのこれまでの記事はこちら
先日、能勢の下音羽川辺りの田んぼを見てきましたが、卵もタニシも皆無でした。人間が河川の補強を良しとしたコンクリート護岸がタニシを増やしてはいないでしょうか?子供の頃は近所の河川(ドブ)は土でした。