秋には女子サッカープロリーグ.WEリーグができる2021年。

小学生年代での女子チーム大会の様子を読んでいたら交野のチームの名前を見つけました。

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『Canonsail Sports Club
(カノウセイスポーツクラブ)

大会に初参加して6試合中 得点0失点69。

ダントツの最下位

なのに彼女たちは『サッカー楽しい』『また試合をしたい』と帰ってくる。

試合を重ねるごとにパフォーマンスがあがる。

いやいや、そんな大差で終わったらシュンとなる事が多いのに。

なぜに?

そんな疑問を解明すべく練習見学に行き、代表の方にお話を聞いてきました。

練習会場の一つ私市小学校に練習見学にお邪魔しました。

本日は、ゲームの日だそうです。

私市小学校
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練習にくる子たちは、ボールを持って走ってきます。

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集まりだしたら、勝手に蹴りだしてました。

ワイワイ楽しそうです。

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まずは自分たちでチーム分け。

いつも、自分たちでチーム分けをしているのですか?

『はい、そうです。チーム分け一つ、できることは自分たちで。

失敗と成功とチャレンジ体験」

子どもが主体的に取り組む時間と空間にする狙いがあります。』

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低学年と高学年に分かれて、さあ試合開始です。

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コーチが声をかけないと休憩しないぐらい集中してボールを追いかけている子どもたち。

ボールを追いかける子どももいれば、驚くことにゴール前やボールと関係ないところで雑談している子どももいます。

でもコーチは注意をしません。

なぜ声をかけないんですか?

『子どもたちはそれぞれのペースがあります。いつしか自分から動き出す。この「自ら」をどれだけ積み重ねられるか、「自ら考えて動く」という行ないが癖になるまで待つ、大人が我慢することの方が大事だと思うんですよね。』

ふむふむ、勉強になります。

子どもたちは、始終ワイワイやってました。

サッカーして遊んでる感覚ですね。

ホント楽しそうです!

Canonsail Sports Club(カノウセイSC)代表の鬼塚学さんに話を聞いてきました。

鬼塚さん
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交野でサッカークラブを始まられたのはいつですか?

『2017年からですね。』

どんなクラブを目指しているのですか?
「クラブを遊び場に」という目標を掲げています。

「学校のお昼休みの校庭」みたいなのが理想ですね。

思い出してみると自分たちもそうでしたが、全校生徒がひしめき合うお昼休みの校庭は実に無法状態。しかもその時間そこには大人の介入も無い状態。

にも関わらず、子ども達は各々でそれぞれの場所を確保しながら、サッカーやる子もいればドッチボールやる子もいたり様々なのに、秩序が保たれていますよね。

自然とスペースの共有を上手くやっていたりしますし、そのルールも子どもたちの中で決めてやってる。中には場所を取るために、「給食を早く食べていこう!」と、タイムマネジメントをする子が現れたり、そんな空気感溢れる環境が理想ですね。


女の子たちにサッカーを教えるきっかけを教えてください。
「クラブを遊び場に」という目標を掲げています。

『最初は兄弟の見学に一緒に来ていた子たちが、入られたんです。

その子たちが学校の授業内の1分間スピーチの時間に「楽しいから一緒にやりませんか」と
話してくれたそうです。

それがきっかけで増えた感じですね。

小学生女子は、男子チームに交じって参加していてチームに一人二人というのが現状ですよね。
それが現在私市小だけで女子15名。外遊びが大好きな女の子たちが入ったんですか?

そうでもないですよ。

習い事はピアノやエレクトーン。
第一印象で言うと、体育会系というより、どちらかと言えば控えめでおしとやかな感じの子たちが多いです。「寒いからヤダ〜」なんて本気とも冗談とも取れることを平気で言ってきたりしますし

それでも練習日にはちゃんとクラブに足を運び一緒にサッカーやってしまっているんです。

そういう「サッカーLOVE」
になっていない子でも気軽に足を運べ、「楽しい‼︎」と思える場所にすることを大事にしたいですね。そこがうちの存在意義かなと思うんです。

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鬼塚学さんFBより

大差で負けたけど、子供たちは「また、試合したい」
と言っていたと聞いたのですが、先日のTechneFFAカップのことを教えてください。
一つは勝敗に重きを置かなかったこと。
「みんなで楽しもう」
ということをずっと言い続けていました。

もともと「
スクールの時のようにこの時間を楽しもう」と声かけていたんです
その思いのままに試合に入れたのが大きかったですね。


彼女たちに大会に出るよと話した時の反応はどうだったのですか?
実は、この大会の前に女子チームと交流会を行ないました。

普段の練習とは違う環境を事前に経験させて、雰囲気に飲み込まれない準備をしておきたかったんです。

この時は
ワイワイと車で移動するところから楽しんでました。

その時の印象
が残っていたので、「試合に行くのは楽しいもの」と思ってくれていたのでは無いでしょうか。

「(他のチームとの)
試合って楽しい」の延長線上にこの大会があった感じです。

TechneFFAカップ自体は県外の強豪チームも出るような大会でしたがコロナの影響で規模を小さくして行われました。

結果として12分ハーフで16点取られて、3分に1点入るみたいな試合になりましたが、シュンとならなくて。

キーパーの子は落ち込むこともあったかもしれませんが、そんな気持ちになる間も無く「頑張ろう!次々!」という子がいてたんです。

その子に引っ張られてみんなが笑顔になる。雰囲気が悪くなる様子は一切なく、男の子の感覚とは違いましたね。

それって女の子特有ですかね。男の子にはない気がします。
そんな気がします。

10点以上決められても毎回毎回笑顔でリスタートなんて普通できません。

そんな光景見たこともありませんし。
「楽しむ」「前向きになる」ってこうゆうことなんや、と彼女たちに教わりました。

U-12という事で、6年生が主体となる大会。うちは最年長の5年生が3人、もっとも多い4年生も経験1年に満たない子ばかり、そして3人の3年生が混じったチーム編成。

それでも「やれるだけやろう」と、開催の約2ヶ月前から他クラブとの交流会や女の子だけで集まって練習など、できる限りの準備をして臨む計画を進めていたのですが、新型コロナウィルスの影響で会場が使えなくなったり、思い通りの準備ができないまま大会を向かえることになりましたので、不安材料は山積みでした。

勝ち負けうんぬんよりも、その試合の内容と結果次第で、もしかしたら心折れてしまい「試合は怖い。サッカーなんて嫌い。」となってしまわないか、すごく心配しました。

蓋を開けてみると、、、

それなのに、また試合がしたいと言ってくれたんです。

私の想像なんて浅はかなものだったのに気づかされました。嬉しかったですね。


それは、子供たちのメンタルの強さか楽しくいこうというみんなの雰囲気でこうなったんですか?
そこは遊びの力だと思います。遊びだから自分次第。自分ごと。そしてみんなで楽しむ。

メンタルうんぬんというよりは、
大会という場も彼女たちにとっては遊び場のようなものだったのかもしれません。

遊びの力

これが「昼休みの校庭」に繋がるのですね。
本日は、ありがとうございました。


以前は全国大会に出場するような強豪チームを率いていたこともある鬼塚さんの言葉には、経験してきたからこそ子供たちの力を引き出す術を今までとは違った角度から模索しているように感じました。

ボールを蹴れることを嬉しくてしょうがないと思わせてくれる。

そんなクラブが一つぐらいあってもいいと思います。

まだまだ、育成年代では女の子の楽しめるサッカークラブは多くはないです。

そんな中で小学生年代で女子チームを編成できるほど女の子がたくさん在籍するカノウセイSC。

これから注目のチームです。

カノウセイスポーツクラブ



鬼塚 学(オニヅカ マナブ)

【プロフィール】

 

全国に展開するサッカースクール「YUASA SOCCER CLUB」創設メンバー

また、関西で活動するAMITIE SPORTS CLUBの創設メンバーとしてもクラブ発展に大きく貢献。2017年にCanonsail Sports Club交野を立ち上げ

 

クラブ運営とコーチを両立しながら、指導の現場に立ち続けています。

 一児の父

 

【指導者資格】

JFA公認 C級ライセンス

 

【指導歴】

1995~1999年 YUASA SOCCER CLUB

2002~2017年 AMITIE SPORTS CLUB

2004~

湊川短期付属

北摂学園幼稚園・北摂中央幼稚園・北摂第一幼稚園にてサッカースクールを開設

 

自身2年間専属コーチを務める

 

2017~ Canonsail SC交野

 

【コーチ実績】

アミティエSC草津 U-10担当

2014年 チビリンピック 優勝

 

【就任中の2011~2017年度 同クラブ実績】

 

2011年度 チビリンピック県大会初出場

2012年度 県選手権 優勝

2013年度 クラブ初の全国大会出場

                   全日本少年サッカー選手権大会 

     ドリームトーナメント3位

2015年度 木下杯 準優勝

      第47回県選手権 優勝

     チビリンピック 優勝

2016年度 井原カップ 準優勝

      びわこカップ 優勝

      チビリンピック 優勝

2017年度   第49回県選手権 優勝

クラブHPより



撮影:ひろちゃん
取材場所:私市小学校
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