私市のだんじりは、坂本龍馬よりも4年くらい誕生が早かった!【だんじりを観に行ってみよう!後編】
だんじりを観に行ってみよう!
前回は天田神社から若宮神社へだんじりが私市の村中を通って曳行される!だから、観に行くんだ!ということで天田神社に行ってみたらすでにだんじりはおらず、若宮神社におったなんていう話でした(前回のストーリーはこちら)が、今回はその後の話です。
天田神社
から
↓
若宮神社へ
天田神社から曳行されただんじりは無事に若宮神社に到着していました。
これが、私市のだんじりだ!
男心をくすぐるカッチョ良いデザインです。
ガンダムとかエヴァとか無かった江戸時代とかだとこのだんじりがきっと男子の憧れのデザインだったりしたのかもしれません。
私市のだんじりなんですが、興味深い点がありました。
それが、こちら。
だんじり前部(正しい表現なのかはわかりませんが・・・)におわします2体の・・・
2体のなんかググーッと支えているのがおる!
風神、雷神とかではない感じですが、お互いが対になっているようなので、何かとても重要な意味があるのかしれません。
(名前があるのかもしれませんが、それも定かではないので、もしご存知の方がいらっしゃればコメント欄にぜひ)
!!!
だんじり体験・撮影会とな!
だんじりの側にハッピを着たお兄さんらがいらっしゃいまして、話を伺ってみると私市の消防団の方達でした。
普段は安全、安心なまちづくりを地域・地元目線で尽力されている消防団の方々ですが、もちろん、お祭りの際も全力で対応されていました。
せっかくなので、はっぴ着ちゃいましょう!とお誘いをいただきまして、せっかくだから一緒にだんじりと写真撮っちゃいましょう!ということで、結果、こーなりました。
だんじりパシャ
(全くの偶然にうまい具合に身長順な写真が撮れました)
パシャ
で、いろいろ聞いてみた
このだんじりっていつできたものなんでしょうか?
江戸時代とかですか?
江戸時代とかですか?
!!!
お三方、なんか絶妙な配置になっててますが、真剣に調べていただいているところです。
私市のだんじりが誕生したのは・・・
天保2年
(1831年)
(1831年)
なんと1831年に造られたものなんだそうな!
天保っていうと江戸時代末期で、例えば坂本龍馬は天保6年に生まれています。
【私市のだんじりが誕生した時の出来事】
さらに天保2年で限定して調べてみるとその年にあったことは、
イギリスのロンドン橋が開通
(ロンドン橋お落ちた〜落ちた〜っていう歌があったかと思いますが、それが開通した年が1831年。その当時はまさかそんな歌が出てくるなんていうことはつゆ知らずだったことでしょう)
ダーウィンがビーグル号で出航
(ガラパゴス島、進化論で有名なダーウィンがビーグル号に乗った年も1831年です)
アメリカの物理学者ジョセフ・ヘンリーが電磁誘導からの電磁気現象を発見
(いわゆるコイルの電磁誘導の原理を発見した人のようです。アメリカのスミソニアン協会の初代会長)
などなどがあったようです。
-以上、Wikipediaより
もし交野、私市のだんじりが早くに世界に知られていたなら、ダーウィンはビーグル号にだんじりを乗せて行って、ややもするとガラパゴス島にだんじりが上陸していたかもしれません。
もし、交野、私市のだんじりが早くに知れ渡っていたならば、ロンドン橋開通式にエントリーされ初めて橋を渡った乗り物だ!なんてなったかもしれません。
もし、ヘンリーが電磁誘導の研究の際にこのだんじりと出会っていたら、電磁コイルみたいなのをだんじりに装着してバックトゥー・ザ・フューチャーみたいなのが誕生していたかもしれません。
などなど想像してみると、夢が膨らみます。
とまぁこんな感じで1831年から180年以上もずっとこの地で大切にされてきている私市のだんじり。
次の100年、そしてその先も・・・って考えるとそれこそ夢がどんどん膨らんでくる気がします。
なお、若宮神社に移動したこのだんじりは翌日、地域の人たちに見守れながら天田神社に曳行されていったそうです。
なお、曳行には消防団の方も地域の方もたくさんの方が参加されて大いに賑わったそうです。
提灯の明かりなども幻想的だったようで、また来年の秋祭りが楽しみです。
ハラダ@交野タイムズ
【だんじりを観に行ってみよう!】
前回の記事はこちら
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拝殿に向かって宮入してます
来年も待ってます~