空海ゆかりの地、獅子窟寺のところにも「あのスポット」があった!〜源氏の滝のと比べて元祖みたいな感じ〜
八丁三所の星降る伝説

(写真は星の森にあった看板)
その落ちた場所は、星田の妙見宮、光林寺、星の森の3ヶ所で、それぞれ八丁(およそ880メートル)の等距離であったことから、八丁三所(はっちょうみどころ)なんて呼ばれています。
で、空海が修行してて、星を落とした所が、交野市私市の山の中にある獅子窟寺です。

(まっすぐ行くと私市山手の住宅街)

(こっちへ下ると河内森方面へ)
正式名称は、
高野山真言宗 普見山 獅子窟寺
私市山手1丁目の山側に獅子窟寺へ続く道があるんですが、その入り口の所に案内図があって、現在地を見るに本殿は結構な山の中にあるようです。
のっけから、めっちゃ急

案内板のすぐ横に本殿へ続く小道があるんですが、その道がのっけから結構な坂になっています。
写真ではちょっと伝わりにくいかなぁと思うので、例えていうとこうです。
「USJのジュラシックパークライドあるやん(急流すべり)。あれ、のっけから、最後の急流すべりになってたら、それ、めっちゃ急やん!ってなるやん。そんな感じ!」
(本殿まで今回は行っていないので、入り口のところが一番急だったのかもしれません。またたくさんの方が参拝されていることもあり、本殿まではもちろんしっかり行くことはできます)
坂道もありーので手ぶらだとなんだか大変かもしれぬなぁなんて思っちゃうのですが、思う気持ちは皆同じ!
そう、ここにもアレがあった!

杖スポット

「お詣り用の杖です*お帰りの時はここに返して下さい」と書かれた杖スポットがありました。
倉治の源氏の滝にも「杖スポット」はあって、そっちはいろいろなバリエーションの杖があって、なんとなく現代的なイメージがありましたが、獅子窟寺の杖のデザインは統一されていて、元祖杖スポット!みたいな雰囲気があります。

杖の先端にはビニールテープ装着タイプもあって、こっちがトップサイドですよなんて親切に教えていただけるという機能が備わっていました。

杖の材質は固め

杖の材質は固めで、急な坂道でも安定。

参拝しに本殿へ上がるのにこの杖の有る無しって大切な要素になっている。そんな気がします。


ちなみに獅子窟寺の開祖は修験道の開祖である役小角(えんのおづの)。
行基が聖武天皇の命を受けて堂塔を建て、あの有名な空海がこの場所で修業したといわれる由緒あるお寺で、きっと空海さん達もこのめっちゃ急な本堂に続く坂を登って、
ハァハァ・・・えれぇなぁ。。。
あっ!めっちゃいい杖あるやん!
って時には杖を使われていたかもしれません。
もしかしたら、ここの杖スポットは平安時代からずっとあったりして・・・なんて思うと悠久の歴史の琴線に触れた気がします。
【杖スポット】
大阪府交野市。里山へのアクセスもできちゃう!っていう素敵アウトドアシティーでして、山近くのいろいろなところに「杖スポット」がありそうです。
今のとこと、源氏の滝、そして今回ご紹介させて頂いた獅子窟寺の2ヶ所が杖スポットとして交野タイムズには登録させて頂きましたが、また見つけたらここにもあるぞいっ!とお知らせさせて頂きます。
(画像クリックで杖スポット記事へ)