夏でお祭りといえば『交野音頭』だ!歌詞を知ってる!踊れる!っていうヒトはかなりの交野人〜交野音頭とは何だ!?〜
広辞苑(第六版)によると、
盆踊りとは、「盂蘭盆の7月13日から16日にかけて、精霊を迎え慰めるために音頭または歌謡に合わせてする踊り」のこととされています。
別の辞書では、「本来は精霊を送り返す行事」とも言われており、いずれにせよご先祖の供養を踊りという形で表現したのが盆踊りということになるでしょう。
交野でもあちこちの地区で夏祭りが開催され、金魚すくいや綿菓子、スーパーボールすくいなどの出店に加え、先の盆踊りが盛大に行われます。
そんな折、ふと思い出すことはないでしょうか。
「ひかりがいっぱい、夢いっぱい、ほんな交野がええやないか~」
この歌詞を知っているヒトはかなりの交野通というか、交野在住歴が長いヒトなんじゃーないでしょうか。
そう!!
交野音頭です
子どものころ、近くの夏祭り会場へ行くと必ずこの曲が流れていました。
20年くらい前までは交野市内のお祭りでは河内家菊水丸の河内音頭とこの交野音頭がお祭り会場で流れてきては皆で踊った気がします。
歌詞も全部知っているし踊れますねん!
っていうヒトがいらっしゃればその方はもう交野人認定です。

(ちなみに河内音頭といえば八尾市が有名なのですが、もともとのルーツはなんと!北河内(交野周辺)で唄われていた「交野節」をアレンジした「歌亀節」が原型なんだそうな!ーwikipediaご参照)
近年、夏祭りの近くになると、交野市役所にある問い合わせが増えるそうです。
「交野音頭ってどうやって踊るんやったかな?」
地域文化の継承が難しいと言われている昨今、かつて盛大に踊られていた交野音頭も、人々の記憶の彼方となってしまい、はっきりそれを覚えている人が少なってしまっているのが、先の問い合わせから伺えることでしょう。
でも、「安心してください(はいてますよっ!的な感じ)」
交野市地域振興課がこのほど交野音頭の動画を市ホームページやYoutubeにアップしました。
これが、交野音頭だ!
Youtubeにアップされた交野音頭の動画
(交野市のゆるキャラおりひめちゃんも完璧に振り付けをマスターされています)
踊り方解説もアップされている
同会の指導役の方が交野音頭に関する資料を読み、その踊り方をマスターしたそうです。
そもそも交野音頭とは、『交野市史』によると、昭和51年1月3日で市制5周年を迎え、
「みんなで憩える街」
「落ち着ける街」
をテーマに、懐かしさを感じ、気軽に口ずさめる歌、市民と市民との触れ合いができるユニークな音頭調の歌を募集したことに端を発するようです。
その結果、応募者の中から船田哲史さんの詩が採用され、新交野音頭となったそうです。
今回の動画をアップした地域振興課の職員は、「これを機会に地域や学校で交野音頭を踊ってくれれば幸い」と話しています。
今年の盆踊りは、交野音頭を踊ってご先祖様を盛大にお迎えしてはどうでしょうか。
地元の夏まつりで踊られていた交野音頭。
これからもしっかり受け継がれていけば何十年か後にはきっと地元の伝統になっているんじゃーないでしょうか。
そもそもの歌詞とリズムがとてもいい音頭なので、きっと交野音頭は未来永劫受け継がれていくんだと思います。
交野音頭を聞くと何故でしょうか。
心がふわーっと落ち着く感じがして、地元感に染まれる気がします。それはきっと歌詞が地元交野の本質をとらえたものになっていて、音頭を聞いた地元のヒトにススーっと溶け込んで行くからなのかもしれません。
交野音頭の詳しい情報については、交野市役所地域振興課までお問い合わせください。
今回の記事も英語で地元交野市の魅力を発信しているインターネットウェブサイトI love katanoさんより情報提供いただきました!いつもありがとうございます!
ハラダ@交野タイムズ