交野の森の冷気を使って『自家製ベーコン』作ってみよう!~交野の森暮らし~
交野の冬
市街地から生駒山系の山のほうに上がるうちに、空気がどんどん冷たくなってきます。
そんな交野の森の中。
ある日の朝の気温はマイナス4度!
今年は暖冬…とはいえ、やっぱり冷えるときは冷えるのです。

そんな冬の冷気を使って、毎年作るのは…
そう、ベーコンです!

市販のベーコンは、「ベーコン風肉」と言いますか…
きっといろいろなものを使って作られているのだと思いますが、手作りのベーコンの材料はお肉と塩・砂糖とスパイスのみ。本当の肉の歯ごたえと味がして、それはそれはおいしいのです。
一度作るとその味が病みつきになる、冬の楽しいお仕事・ベーコン作り。
その制作の様子をちらっとご紹介♪
①豚バラブロックに味をつける
塩、砂糖、こしょうやベイリーフ、ナツメグなど、お好みのスパイスをあらかじめ混ぜたものを、お肉にごしごしと擦り込みます。

②密封し、屋外の冷気の中で6日間、寝かせます。

☆寝かせるときは、動物に狙われないように、動物が開けられない容器に入れましょう!
6日後…

お肉から余計な水分がたくさん出ました!
③水でよく洗い、流水に5~6時間、さらします。
さらす時間により、塩分を調節できます。
④一晩冷気にさらし、余分な水分を飛ばします。

☆干すときも、動物に狙われないように注意しましょう!
⑤50度~60度に熱した燻製器の中で、2時間ほどじんわり加熱&乾燥させます。
我が家では、温度を一定に保つために「電熱器」を使っています。

⑥燻製用のチップを入れ、さらに5時間ほど燻煙にかけます。
最終的には75度ぐらいになるまで加熱します。
そして…
完成!

作りたては薄くスライスして、生ハムのように食べることができます!

しっかりとしたお肉の歯ごたえと、ふんわり溶けていく甘い脂身。
肉のうまみが凝縮されて、燻煙とスパイスのよい香りが口いっぱいに広がります。
手間暇はかかりますが、その分おいしさは格別です。
手作りのものを食べると、もう市販のものは食べられなくなります。
使いやすい大きさに切って、密封し、次の冬まで大事にいただきます。

というわけで、皆さまも自家製ベーコンをぜひぜひ。
「交野の森暮らし」シリーズ。
交野でもできる、交野だからできる、豊かな自然を利用した暮らしのあれこれをちょびっと紹介します。
交野タイムズ@ひふみ











