砂子坂は謎だ!『スタコ坂なのかスダコ坂なのか!?』どっちだ!~砂子と書いて何て読むんでしょうか?~
七夕伝説発祥の地。
大阪府交野市。
その七夕の名前にちなんだ場所もありまして、こちらの交差点もその1つになるんじゃーないでしょうか。
交差点
とその前に、こちらの全国的に有名な七夕の歌をご覧ください。
↓↓↓ ↓↓↓
ささの葉~さ~らさら~のきばに~ゆ~れ~る~
お星さ~ま~ キ~ラキラ~
金銀砂子(すなご)~
そう今回登場するのはこの七夕の歌にも出てくる
砂子
という名前がついた交差点です。
その交差点の名前はずばり!
砂子坂
砂子坂と書いて、何と読みますか?
はい!″すなごさか"です!
と答えたそこのあなた!
ブッブー×です。
交野市の場合、砂子坂は『すなごさか』ではなく、スダコザカと呼ばれているんですが(交差点の標識の場合)…。
Sudakozaka
交差点の標識に張り替えられた痕跡があります。
スタコザカやろ!?
と砂子坂を「スタコザカ」っと読んだそこのあなた!
そうそう!とこの砂子坂のもう一つの読み方をご存知の方は、なかなかの交野人!
交野歴10年以上はくだらないでしょう。
???
スダコザカとちゃうん?
と思ったそこのあなた!
実は、この交差点はもともとスタコザカって呼ばれていたんです。
その名残はまだ周囲にいくつかあります。
例えば、
① ずばり!橋の名前!!
交差点のところに架かる橋の名前は、すたこばし。
ちょっと部分が削れてて、たが「だ」に見えなくもないんですが、ここはすたこばしです。
② 歩道橋にも!
これまた何十年も前からある歩道橋の名前も「スタコ坂歩道橋」になってます。
スタコざかほどうきょうって書いてある
どれくらい前からこの歩道橋があるかというと、この歩道橋をのぼったところに表記がありました。
昭和59年3月
昭和の頃は「スタコ坂」って呼ばれてたこの交差点周辺。
名前のとおり、若干、坂にはなってますが、そんなことより、
なぜスタコ坂からスダコ坂になっている(なろうとしている)のか!?
いろいろ調べているとゴッドファーザー交野さんのウェブサイト「星のまち交野」に核心に迫る記述がありました。
『スタコ坂(砂子坂)』のスタコは古くは「スダコ坂」と言っていたそうで、北田家(私部の代官屋敷)の古文書にも書かれていて、天の川の中州?で、土砂で出来た小高い台地で、今の交野駅や梅が枝団地(旧地名の西の口や長砂(ながさ))へ下る場所で、「砂子坂「スダコ坂」」と付けられたとのことです。諸説あって、ゴッドファーザー交野さんのホームページにも詳細書かれているんですが、砂子坂は天の川と前川が合流するポイントにある場所で、川の合流地点には土砂なんかが堆積しやすい状況になるんですね。-星のまち交野(交野物知り辞典)より引用
それで、そこに中洲(川の中に空き地みたいなの)ができて、そこに田んぼなんかを作っちゃって、人呼んで、
洲田(すだ)。洲田が訛って、スダコになったということを聞いたことがあります。
洲田⇒スダコ。それがさらに訛って、スタコとなったのかもしれません。
そして、七夕伝説の「金銀砂子~♪」の砂子を引き合わせて「砂子と書いてスダコorスタコ」と名づけられているのかもしれません。
スタコ坂歩道橋からの景色
というわけで、交差点「砂子坂」の名前の読み方は、スダコ坂がもともとの名前でそれが身近にどんどんなってきて、訛った「スタコ坂」が地名になっていった。
そして、いつの間にか、スタコじゃーなくて「スダコ」がもともとの名前なんじゃーないのか!?となって、この交差点の標識だけ『スダコ坂』になったのかもしれません。
(ちなみに、交差点の標識はもともと「スタコ」でした)
しかし、やっぱりスタコなのか!?それともスダコなのか!?
歴史的背景=スダコ
地元的には=スタコ
ということで、どちらの読みも正しいということになるんじゃーないでしょうか。
【星のまち交野】
記事中に登場したゴッドファーザー交野さんのホームページについてはこちら!
(画像クリックで記事へ)
砂子坂(国道168号線のところ)
いやあ、懐かしい