西念寺にはでっかい親鸞おじさんがおる!~そして彼の視線の先にあるモノとは?~
西念寺
このお寺は、浄土真宗西本願寺の末寺で、1624年(江戸幕府の頃)に無量光寺の当時の住職が私市にお住まいの門徒さんの為に開設した草庵なんだそうです。
西念寺という名前は享保4年(1719年)に名付けられたとのこと。
そこかしこに、西念寺の達筆な字が!
江戸時代から続く西念寺。
その門をくぐるとどどーんと鎮座されているヒトがおわします。
親鸞聖人
おそらく、忠実に再現されているのでしょう。境内に佇む親鸞聖人にはどことなく厳かな雰囲気とある種のご威光のようなモノを感じてしまいます。
その足で、日本全国さまざまな所を行脚されたのでしょう。タフネスが伝わってきます。
その手に持つのは、錫杖と数珠。多くのヒト達に教えを説かれてきたのでしょう。並々ならぬモノを感じます。
そのお顔は…。
コワモテ…
笠を被っておられるので、逆光だと陰ってお顔がよく見えないのですが、下から仰ぎ見るとけっこう屈強なお顔をされていることが分かりました。
サイドから観るとこんな感じ
雨の日も風の日も境内におられる親鸞聖人。
これくらい威厳のあるお姿じゃーないと務まらないのでしょう。
ちなみに、親鸞聖人が見つめる先にはとあるモノがあります。
視線の先にあるモノとは?
墾田地蔵
室町時代中期の造立であるとされている「墾田地蔵」という名前のお地蔵さんがいらっしゃいました。
もともと西念寺の北側の小久保川を越した北の墾田筋に立っていたようですが、ある日「西念寺に行きたい行きたいと夢告げされた」そうで、夢を見た当時の住職さんが境内に移されたとか。
親鸞聖人さんと墾田地蔵さんは、今日もお互い井戸端会議かなんかされながら、地域の平和を祈られているんだと思います!
この辺りも昔ながらの交野の街並みが残っているところで、ふらっと散歩されるのもいいかもしれません。