こないだ6月28日にいきいきランドで開催されたブドウマルシェ

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新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言後に開催された、初めてのマルシェでした。

今回は恒例となった「ぶどうマルシェ」が開催され、交野の神宮寺で採れた新鮮なブドウがお手ごろな価格で販売されていました。

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ぶどう販売スペースには長蛇の列

今回のマルシェのもう一つのメインイベントが、「交野天の川プロレス」と銘打たれた交野市初のプロレスの興行でした。

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交野天の川プロレスのホームページ

試合は、野崎プロレス、布施プロレスのレスラーたちがタッグマッチ2試合とシングルマッチ1試合を実施。

集まった観衆はレスラーたちの真剣かつユーモアあふれる試合展開に時には興奮し時には笑いながら各試合を楽しんでいました。

新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言解除後のイベントでしたが、交野初のプロレス興行は、お客さんも集まり、「布施・野崎・交野」の三国時代の今後の展開も予測させる興行となりました。

ところで、今回の興行を主催したのが「交野天の川プロレス実行委員会」という組織です。

今回、実行委員長である大瀬亮さんに、交野での初のプロレス興行についてインタビューさせていただきました。

大瀬さんに聞いてみた
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インタビューをさせていただいた実行委員長の大瀬さん

今回の交野天の川プロレスを開催する経緯については、大瀬さんのこれまでのある経験が大きく関係しているとのことでした。

それは、野球です。

「プロレスなのになんで野球」とお思いになられる方もいるかもしれませんが、大瀬さんは独立リーグや海外のリーグなどで活躍した、現役の野球選手なのです。

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(画像クリックで大瀬さんのホームページへ)

ご存知の方もいるかもしれませんが、独立リーグでプレイする選手たちは決して好待遇とは言えない環境で野球をやっています。大瀬さんはそこであることに気づいたそうです。

「独立リーグの地域スポンサーのイベントに参加した折、地域の人たちに支えられ自分たちがプレーできているんだと実感しました」

「2016年にアメリカでプレイしていた時、地域の人が選手を家に招き食事を提供してくれました」

「国内リーグや、チェコ、アメリカでの経験を通じ、野球をするには、ただプレイヤーだけではなく、スポンサーやそれを支えてくれている地域の人たちがいることで成立するということを知りました」

それを知った大瀬さんは次第にある思いを抱くようになります。

機会をもらっていた立場から機会を与える立場になりたい

こうした思いを抱きつつ、大阪へ帰ることとなったそうです。

帰阪後も河内磐船にある読売新聞販売所でアルバイトをしながら野球を続けていた大瀬さんですが(現在は、同販売所の代表)、独立リーグ時代、海外への渡航費捻出の協力をしてくれた球団関係者の人が、布施でプロレス団体を立ち上げたことを知ります。

しかしながら、大瀬さんはプロレスに最初は全く興味がなかったらしく、何ら関心を示さなかったそうです。

ところが、「ドラゴンゲートの試合を見て感動」し、次第にプロレスに興味を持ち始めたそうです。

そんな折、布施プロレスの派生元である野崎プロレスを立ち上げた人から交野でもプロレス興行をしないか?と誘いを受けて交野天の川プロレスが始動へ。

最初は、戸惑うこともあったようですが、話が進むにつれ大瀬さんの中で次第に気持ちが固まっていったそうです。

「やったことのないことをする勇気が大事」

そう、やったことよりやらなかった時の後悔の方が何倍も大きいという研究があるように、前に一歩踏み出すことを大瀬さんは決断したのです。

その後、スポンサーを探すため飛び込み営業をしながら、交野市役所や商業連合会、星のまち観光協会などの関係者を紹介され、6月のマルシェで交野市初のプロレス興行を開催することが決まりました。

と・こ・ろ・が・・・・

皆さんご存知の新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が4月7日に発令され、計画を一時中断せざるを得なくなりました。

5月25日に宣言は解除されたものの、プロレス開催まであと1か月ほどしか時間が残されていませんでした。

加えて、緊急事態宣言解除直後のプロレス開催にだれもが慎重になっていたそうです。

「レスラーたちは興行はしたいが、感染者を出したらという不安も抱いていました。

でも、コロナ禍でみんながフラストレーションがたまる中、地域のために何かをしたいという思いはありました」

「(緊急事態宣言が解除され)誰かがレスラーたちの背中を押せばできる状況だと判断し、全責任を負う決意をもって開催を決断しました」

こうして6月28日、交野天の川プロレスが無事開催されたのでした。

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リング上で話す大瀬さん

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ダイナミックな技の掛け合い

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激しい(?)場外戦

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華麗(?)な技の繰り広げあい

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最後の記念撮影

興行当日、始まりから終わりまで観戦した感想として、初めて行われた、殊に緊急事態宣言解除後に行われた交野市内初めてのイベントとしては結構盛り上がり、観衆も満足していたことから成功だったのではと思いました。

しかし、大瀬さんは、

「子どもたちがレスラーに慄いたり、楽しんだりする姿を見て、興行終了直後は満足感に浸りましたが、1週間もすると次回への課題がいろいろと出てきました」

とすでに次を見据えていました。

「プロレスはわかりやすく、メッセージを伝えやすいイベントだと思います。プロレスを通じて、野崎、布施、交野が互いを知る契機となるイベントにしていきたい」

と今後も3つの地域を互いに盛り上げながらプロレス文化を交野に広めていく決意を語っておられました。

今後の交野天の川プロレスの展開が今から楽しみです。

(謝辞)
今回インタビューを快く引き受けてくださった大瀬亮様に改めて感謝申し上げます。