交野市からスリランカへ環境事業所のリユース自転車が送られている!〜交野とスリランカをつなぐ物語〜
リユース自転車
場所は、スリランカ南西部にあるカルタラ県のアガラワッタという町。
街中から移動することしばし。
自転車贈呈式が開催される中学校に到着です。
鼓笛隊の案内で会場に入場します。
ベンナマ中学校
児童と保護者のほか、僧侶や地元県会議員、学童援助会のスタッフなど約200名が参加されていました。
歓迎のセレモニーとかもありました。
そして、交野のリユース自転車の贈呈。
今回贈呈されたリユース自転車は80台。
スリランカでは、貧困のため何十キロもの距離を、毎日何時間もかけて通学する子どももいらっしゃるようで、学校が始まる朝の7時半に間に合うようにするには日の出前から起きて通学しなければならない、そんな事情もあるようです。
自転車が使えるようになるととても便利になります。
この取り組みをされているのが「NPO法人スリランカ学童援助会」の皆さん。
交野市からリユース自転車を届けるこの取り組みは、今年で5回目なんだそうな。
交野市では、不要になって環境事業所に運び込まれる自転車は年間で約2千台くらいあるそうで、その故障したり、使われなくなった自転車を環境事業所のスタッフさんが分解し、使える部品を集めて新しい1台を再生しています。
そのリユース自転車の一部がNPO法人スリランカ学童援助会のスタッフの皆さんの手配により、コンテナに積まれて交野を出発し、大阪港から約1か月かかってコロンボ港に到着。
港で引き取られた自転車は、学童援助会コロンボ支部のスタッフにより最終チェックを受け、式典会場へと運ばれていくんだそうです。
台数に限りがあるので、リユース自転車が贈られるのは、学校から遠くにお住まいであること、勉学に熱心だけどあまり裕福ではない子どもたち。
スリランカ学童援助会の現地スタッフが各地域の校長先生と相談して対象者の選考してもらっているそうです。
自転車は児童個人ではなく学校に贈呈。
学校から児童に貸与する仕組みになっていて、卒業すれば次の児童に自転車は渡されることになります。
今回の80台の贈呈を経て、交野市からのリユース自転車のスリランカへの贈呈が計400台になりました。
交野から旅たったリユース自転車。
今日もスリランカの街のどこかで通学に使われていることでしょう。
<NPO法人スリランカ学童援助会>
リユース自転車以外にも交野市内でスリランカのクッキングイベントをしていたり、チャリティーコンサートをされています。活動はFacebookページがあるのでそちらをあわせてどうぞ。
(画像クリックでスリランカ学童援助会のFacebookページへ)
<リユース自転車>
交野市環境事業所でリユース自転車が作られるまでの様子が交野市役所ホームページに掲載されているので、興味がある!っていうヒトはそちらもご確認くださいませ。
(画像クリックでリユース自転車ができるまでのページへ)
ハラダ@交野タイムズ