かいがけの道
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この道を漢字で書くと狭崖道となるのですが、文字通り所々、周囲の崖が迫ってくる所もある道です。

古くから「大和」と「河内」を結ぶ重要な交通路として賑わっていたという、歴史街道。

平安時代から鎌倉時代には京の人たちが奈良の熊野詣でに行くにあたり、このかいがけの道を使ったとか、奈良時代には東大寺の大仏建立の際、仏師がこの道を通ったとかいろいろ言い伝えがある街道です。

現在は交野市内→寺→かいがけの道を通って榜示の里に続くハイキングコースになっています。

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道中には石仏や伏拝(ふしおがみ)が点在しています。

おそらくほぼほぼ昔と変わらない道なんだと思います。

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運が良ければ交野市の鳥「雉(キジ)」に出会えることもあったり、鳥のさえずりが心地よかったり、四季折々の里山の変化なんかも楽しめる道で、ここを訪れたヒトはきっと歴史と自然を全身に感じることでしょう。

そんなかいがけの道の途中。

木にぶら下がる、ひとつの札があった!
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そこには何やら書かれていました。

観てみると、とこんな感じの札でした。
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「Kさん、いつもゴミ拾いありがとう。Mより」

すごく感謝している気持ちが伝わってくる札がありました。

山の中の道で人通りが決して多くないところでもあるのですが、Kさんのゴミ拾いはMさんにはしっかと見届けられていて、その感謝の気持ちよ届けということで、木に札をかけたということなのかもしれません。

がしかし!

KさんとMさんがどんな方々か、むっちゃ気になる!

札の文面から察するに、MさんはKさんのことを知っているようですが、MさんはKさんのことを知っているのか?とか、MさんへのKさんの返事がかいがけの道のどこかにあるのか?などなどいろいろ想像しちゃいます。

仮にMさんはKさんのことを知らなかったとしてもKさんはきっとこの札を見て、あっ!私のことかしらん!?となり、Kさんの心はほっこりすることでしょう。

そして、ここを通ったヒトも同じく、この札を見て優しい気持ちになれると思います。

二人にしか分からないことだけれでも、道行くヒトにも想いが伝わる。そんな札がかいがけの道のところにありますよ。

ムラカミ@交野タイムズ