交野市には2万年くらい前の旧石器時代からヒトが住んでまして、市内の至るところで遺跡があったり、石器や土器なんかも出土しています。

府道736号線(交野久御山線)、交野高校前を右折しブドウ狩りで有名な神宮寺方面へ向かう途中にこんな石標がポツンとありました。

弥生時代住居遺跡
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とあるお宅の真ん前にあるので、まるで「田中」みたいな表札の趣があります。

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このお宅が弥生時代の住居跡なんでしょうか。

となると、これはもはや市指定文化財を超えて、国宝になっちゃうんじゃーないでしょうか。

しかし!

今なおヒトがお住まいのようなので、違うと思います。

探してみた!

ここに石標があるということは、もしかすると何かしらの痕跡があるのではと考え、周囲の状況を観察することに。

① 石
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道向こうの生け垣に「石」がありました。

さもありなんな感じ
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ちょうど石標の延長線にあるこの石。これがそー遺跡です!と言っても信じてしまいそうなんですが、どうやらただのオブジェ的なモノだったみたいです。

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② 土手
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弥生時代住居遺跡と石標には書かれていたので、それっぽい所は石標の道を挟んで正面にあるこんもりとしたこの土手が怪しい気がしてきます。

いかにもな感じがする!
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ただ、フェンスがあって土手の上には登ることができず、確認することができませんでした。

その後、この土手が気になったので調べてみると、ここは『大畑古墳』という5世紀後半に造られた前方後円墳ということが分かりました!

全長およそ85mで北河内エリアの中期古墳では最大の古墳。

今は道路ができているので、前方部と後円部が分断されちゃっているんだそうです。

道沿いにあったこんもりとした土手が古墳!っていうことには、ちょっと驚きでしたが、今回探しているのは、「弥生時代住居遺跡」ですんで、古墳時代と弥生時代とでは時代が違います。

なので、この土手でもなかったようです。

うろうろと痕跡を探していると、弥生時代住居遺跡の石標があるお宅のヒトが家から出てきたんで、話を伺ってみました。

Q1:ここに「弥生時代住居遺跡」って書かれていますが、お宅がその遺跡なんでしょうか?

ちゃうちゃう!ここら一帯、貝塚がよーさんあるんですわ。

まだ埋まったままのもあるんとちゃいますかな~


とのことでした。

にわかに信じ難いのですが、昔のヒトが採って食べた貝を捨てた場所=貝塚がこの辺りにはメッチャあるんだそうです。

ちなみに、弥生時代住居遺跡の石標はお話を伺ったヒト(推定年齢30歳後半)の子供のころからあったとのことで、「いつからこの石標があるのかはよーわからんのですわ」とのこと。

弥生時代。

それは、さかのぼること紀元前3世紀~紀元後3世紀頃にそれまでの狩猟生活から稲作文化へ移行した時代。ヒトが定住生活を営み始めた時代です。

そんな過去の遺物が地元にたくさんあるっていうのは何だかロマンがあっていいですね☆=